現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2011年3月14日のデイリーキーワードランキング
1 | 遺影みなわれより若く桃の紅 |
2 | へうへうとして水を味はふ |
3 | 放射能雨むしろ明るし雜草と雀 |
4 | 降る雪や明治は遠くなりにけり |
5 | 春風や闘志いだきて丘に立つ |
6 | 悪も念仏桜の闇を僧通る |
7 | 重ね着の中に女のはだかあり |
8 | 垂れ髪に雪をちりばめ卒業す |
9 | 黄水仙澄まし顔した浮気もの |
10 | 大和また新たなる国田を鋤けば |
11 | 乳房や ああ身をそらす 春の虹 |
12 | 満タンの万年筆よ春の夢 |
13 | チエルノブイリ夜の菫のその先に |
14 | 橡の花 フランス菓子とゴスペルと |
15 | 春や昔十五万石の城下哉 |
16 | いくたびも雪の深さを尋ねけり |
17 | 亡命があるとせばこの櫻闇 |
18 | 竜天に昇る暁雲輝やかし |
19 | 初東風や水平線を船が曳く |
20 | ときめきをたかぶらせてる桜の芽 |
21 | 春塵を追うて彼岸の渡し舟 |
22 | いつまでも結論出ない春耕す |
23 | 蜘蛛の囲の無疵でありし地震の朝 |
24 | 草萌えや投げて返らぬブーメラン |
25 | 叱られて目をつぶる猫春隣 |
26 | 無限大記号を描く初燕 |
27 | 海に出て木枯帰るところなし |
28 | 流れ行く大根の葉の早さかな |
29 | 毎年よ彼岸の入りに寒いのは |
30 | 若き日の 八衢おもへ夜の辛夷 |
31 | ふりむかぬ大勢に射す春の日矢 |
32 | すかんぽや木曽御嶽は雪ながら |
33 | 冬晴れのとある駅より印度人 |
34 | つきぬけて天上の紺曼珠沙華 |
35 | 氷心と云えり水より更に澄み |
36 | うぐいすの匂うがごときのどぼとけ |
37 | 菜畑の残照人間軽くなる |
38 | 冬菊のまとふはおのがひかりのみ |
39 | 白れんや我もしてみむ朝帰り |
40 | 月夜の葦が折れとる |
41 | 白糸の滝の乱れや神の留守 |
42 | 白壁の続くみちのく梅三分 |
43 | 秋冷の身に及ぶまで雨後の幹 |
44 | かりがねのあまりに高く帰るなり |
45 | 狼が出そうに鏡研き上げ |
46 | 故郷の春車窓に馴れし六甲山 |
47 | 海鼠切りもとに形に寄せてある |
48 | なつかしの濁世の雨や涅槃像 |
49 | すぐ乾くマンハッタンの夕立かな |
50 | 切株やあるくぎんなんぎんのよる |
2024年4月27日 16時31分更新(随時更新中)