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 現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング

 2008年9月23日のデイリーキーワードランキング

1

つきぬけて天上の紺曼珠沙華
2

灯台のように遠くて裸足です
3

夏の山国母いてわれを与太という
4

山越える山のかたちの夏帽子
5

銃さげし少年匂ふ冬の磯
6

ものの種にぎればいのちひしめける
7

水温むうしろに人のゐるごとし
8

灰色の象のかたちを見にゆかん
9

終戦の夜汽車愛と死立ちて読む
10

花売車どこへ押せども母貧し
11

あざけりを浴びるごと昼冴返る
12

おそるべき君等の乳房夏来る
13

おにはにはにはにはとりがゐるはるは
14

からだの風景を鷹が舞っている
15

それぞれの部屋にこもりて夜の長き
16

ちんぽこもおそそも湧いてあふるる湯
17

とんぼ連れて味方あつまる山の国
18

全長に回りたる火の秋刀魚かな
19

地の涯に倖せありと来しが雪
20

小松宮殿下の銅像近き桜かな
21

小雪降るむかしよこはまふらんねる
22

山陰や一村暮るゝ麻畠
23

操車場の西資本の巨塔ビール釀す
24

教師呉れしは所詮知恵なり花茨
25

早苗饗のいちにち湯野の湯の熱き
26

春たのしなせば片づく用ばかり
27

朝から現代国語水鳥自由
28

朝寒や歯磨匂ふ妻の口
29

朧にて寝ることさへやなつかしき
30

木のみどり草のみどりに罠かける
31

木の卓にレモンまろべりほととぎす
32

木曽谷の奈落に見たる銀河かな
33

木瓜咲くや漱石拙を守るべく
34

本能の善玉悪玉風船虫
35

本読めば本の中より虫の声
36

本買へば表紙が匂ふ雪の暮
37

朱欒割く踏絵のあとの涙あり
38

杉山のはぐれ桜の情死かな
39

李白思えばすぐ酔う雪のひとり酒
40

来て見ればほほけちらして猫柳
41

枯木立月光棒のごときかな
42

梨むくや甘き雫の刃を垂るる
43

滾る銀河よ眞實獄へ想ひ馳す
44

田に水が入り千枚の水鏡
45

老鶯朝から気前よく鳴く生きめやも
46

芥川龍之介佛大暑かな
47

あるけばかつこういそげばかつこう
48

あんかうや孕み女の釣るし斬り
49

あんぱんの葡萄の臍や春惜しむ
50

いつか星空屈葬の他は許されず


2024年9月20日 05時25分更新(随時更新中)
 

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