現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2019年1月27日のデイリーキーワードランキング
1 | せきをしてもひとり |
2 | ものの種にぎればいのちひしめける |
3 | 万緑の中や吾子の歯生え初むる |
4 | 花浴びの童が忽と仏弟子 |
5 | 初富士を隠さふべしや深庇 |
6 | 芋の露連山影を正しうす |
7 | 鮟鱇の骨まで凍ててぶちきらる |
8 | 鶏頭の十四五本もありぬべし |
9 | 水枕ガバリと寒い海がある |
10 | 玉虫がきらきら溺れ水の皺 |
11 | 啄木鳥や落葉をいそぐ牧の木々 |
12 | 風筋のいろいろ分かれ二月尽 |
13 | 冬蜂の死にどころなく歩きけり |
14 | 大寒の埃の如く人死ぬる |
15 | 繊月をなほ細くして冬木立 |
16 | つきぬけて天上の紺曼珠沙華 |
17 | 死んでなお人に影ある薄暑なり |
18 | 元日やふどしたたんで枕上ミ |
19 | いくたびも雪の深さを尋ねけり |
20 | 花散るや耳ふって馬おとなしき |
21 | 河童忌や海を出られぬ海の水 |
22 | 地吹雪と別に星空ありにけり |
23 | 春の日やあの世この世と馬車を駆り |
24 | づかづかと来て踊子にささやける |
25 | 青蛙おのれもペンキぬりたてか |
26 | 縞馬のしま流れ出す大暑かな |
27 | 一村のうすうすといる狐雨 |
28 | 一人居は旅の気易さ枯野光 |
29 | 俺の眼が腰かけている秋の嶺 |
30 | 夏点前水中鯉のひげ動く |
31 | 笑ふかに泣くかに雛の美しく |
32 | 猫の仔の鳴く闇しかと踏み通る |
33 | 熱燗や討入り下りた者同士 |
34 | 園児らの鼓笛に乘つて春がきた |
35 | 田仕舞の煙を遠に安房上総 |
36 | 海くれて鴨のこゑほのかに白し |
37 | 牡丹百二百三百門一つ |
38 | 御灯明ここに小川の始まれり |
39 | 靄ありてこその湯布院山笑う |
40 | 手をあげて此世の友は来りけり |
41 | 味方となせる朱欒一箇を枕上ミ |
42 | 雪女郎に恋はありけり寒椿 |
43 | フラスコの美しき蒸留雪柳 |
44 | どこか病む冬は夜明けの海である |
45 | 西日中電車のどこか掴みて居り |
46 | 凍天へ弾キユンキユンと喰ひ込めり |
47 | ポケットに春を匿っている筈だ |
48 | 竹馬やいろはにほへとちりぢりに |
49 | 鬢付けの香の匂い立つ春あらし |
50 | 桜草のせてタイルの罅こまかし |
2025年8月28日 03時56分更新(随時更新中)