現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2012年5月25日のデイリーキーワードランキング
1 | いなびかり北よりすれば北を見る |
2 | 暗黒や関東平野に火事一つ |
3 | 戦争が廊下の奥に立つてゐた |
4 | 水の地球すこしはなれて春の月 |
5 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
6 | ゆさゆさと大枝ゆるる桜かな |
7 | こんなよい月を一人で見て寝る |
8 | プラタナス夜もみどりなる夏は来ぬ |
9 | 春風や闘志いだきて丘に立つ |
10 | 薄氷の吹かれて端の重なれる |
11 | 万緑の中や吾子の歯生え初むる |
12 | 咳の子のなぞなぞあそびきりもなや |
13 | 啄木鳥や落葉をいそぐ牧の木々 |
14 | 跳箱の突手一瞬冬が来る |
15 | 銀河系のとある酒場のヒヤシンス |
16 | 白木蓮ときには濁るため歩く |
17 | をりとりてはらりとおもきすすきかな |
18 | 冬菊のまとふはおのがひかりのみ |
19 | 金環食予言ナイフのごとく降り |
20 | 手の薔薇に蜂来れば我王の如し |
21 | 楊梅を含みさきたま古墳群 |
22 | 母と寝る一夜豊かに虫の声 |
23 | なにひとつもたずに鶴のかへりけり |
24 | 勇気こそ地の塩なれや梅真白 |
25 | 雷鳴に暴れ出したる鯉のぼり |
26 | 気に入りの春服を出す心当て |
27 | たつぷりと泣き初鰹食ひにゆく |
28 | とりあへずサラダボールに金魚飼ふ |
29 | 春や昔十五万石の城下哉 |
30 | 君が名か一人静といひにけり |
31 | 山滴るいっぱい蒐めた鳥の切手 |
32 | 春耕に蝶は傍見を促せり |
33 | 行々子親きようだいと吹き千切れ |
34 | 田蛙の赤胴ごゑや月ひとつ |
35 | 皐月かなしのぎを強いる囲碁手合い |
36 | 何か求むる心海へ放つ |
37 | ひつぱれる糸まつすぐや甲虫 |
38 | 蔓踏んで一山の露動きけり |
39 | 金剛の露ひとつぶや石の上 |
40 | 桐一葉日当りながら落ちにけり |
41 | 滝となる前のしづけさ藤映す |
42 | 若葉風足湯に酔ひし足美人 |
43 | 木魚打つ一節ごとに山笑う |
44 | 部分日食恋ってこんなものかしら |
45 | 真贋の森にいろいろ郭公も |
46 | 女身仏に春剥落のつづきをり |
47 | あめつちのこの雨の音終戦日 |
48 | 青鬼灯文明という自転車過ぐ |
49 | 真つ先に肝を抜かれて吊り鮟鱇 |
50 | 夕闇に馬光居る野分哉 |
2024年4月26日 10時06分更新(随時更新中)