現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2019年7月5日のデイリーキーワードランキング
1 | 万緑の中や吾子の歯生え初むる |
2 | 冬菊のまとふはおのがひかりのみ |
3 | 日と月のごとく二輪の寒椿 |
4 | バスを待ち大路の春をうたがはず |
5 | 金剛の露ひとつぶや石の上 |
6 | 菜の花がしあはせさうに黄色して |
7 | 桐一葉日当りながら落ちにけり |
8 | 星空へ店より林檎あふれをり |
9 | せきをしてもひとり |
10 | どの子にも涼しく風の吹く日かな |
11 | 赤い椿白い椿と落ちにけり |
12 | 露人ワシコフ叫びて石榴打ち落す |
13 | ひつぱれる糸まつすぐや甲虫 |
14 | 雲の峰いくつ崩れて月の山 |
15 | 風や えりえり らま さばくたに 菫 |
16 | よく眠る夢の枯野が青むまで |
17 | 一切の色拒みたり冬の滝 |
18 | 青蛙おのれもペンキぬりたてか |
19 | 算術の少年しのび泣けり夏 |
20 | 仰向きに椿の下を通りけり |
21 | チチポポと鼓打たうよ花月夜 |
22 | コスモスは風の入口かもしれぬ |
23 | 遠泳や高波越ゆる一の列 |
24 | 木の葉ふりやまずいそぐないそぐなよ |
25 | 道のべに牡丹散りてかくれなし |
26 | 豊年やあまごに朱の走りたる |
27 | 揚羽蝶おいらん草にぶら下がる |
28 | 匙なめて童たのしも夏氷 |
29 | 金亀子擲つ闇の深さかな |
30 | 跳箱の突き手一瞬冬が来る |
31 | 梅咲いて庭中に青鮫が来ている |
32 | 咳の子のなぞなぞあそびきりもなや |
33 | 一日もの云はず蝶の影さす |
34 | しんしんと肺碧きまで海の旅 |
35 | コスモスの風に吹かれて素直なる |
36 | 雀らも海かけて飛べ吹流し |
37 | 春風や闘志いだきて丘に立つ |
38 | 稲滓火の見守る田の神水の神 |
39 | 柿ばかり灯れる村となりにけり |
40 | わが恋は人とる沼の花菖蒲 |
41 | 鶏頭の十四五本もありぬべし |
42 | 湯上りの指やはらかし足袋のなか |
43 | 秋鶏が見てゐる陶の卵かな |
44 | あをあをと春七草の売れのこり |
45 | 泉への道後れゆく安けさよ |
46 | 夏瘦せて遠くの白きもの光る |
47 | 水の上に花ひろびろと一枝かな |
48 | 滝落ちて群青世界とどろけり |
49 | 流氷や宗谷の門波荒れやまず |
50 | 芋の露連山影を正しうす |
2024年9月20日 11時07分更新(随時更新中)