現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2024年2月17日のデイリーキーワードランキング
1 | 三寒の四温を待てる机かな |
2 | 梅二月ひかりは風とともにあり |
3 | 花散るや耳ふって馬おとなしき |
4 | 方丈の大庇より春の蝶 |
5 | 銀漢に触れて尾となる天塩川 |
6 | 絵姿の君がゆらりと油照り |
7 | 胸中の凩咳となりにけり |
8 | わが夏帽どこまで転べども故郷 |
9 | 木枯や着衣のマハの固太り |
10 | 冬の蟇川にはなてば泳ぎけり |
11 | 一月の川一月の谷の中 |
12 | 夢の中まで雪降るや木地師妻 |
13 | 花辛夷墓をたづねて空ふかき |
14 | 花の下揃ひて箸を割りにけり |
15 | そろそろと見栄も小出しに沙羅の花 |
16 | 春寒し水田の上の根なし雲 |
17 | おそるべき君等の乳房夏来る |
18 | あたたかくたんぽぽの花茎の上 |
19 | 花冷や人限りなく無明なる |
20 | 母の死や枝の先まで梅の花 |
21 | 蟻台上に飢ゑて月高し |
22 | 伊豆の海や紅梅の上に波ながれ |
23 | あかんぼの舌の強さや飛ぶ飛ぶ雪 |
24 | 性格が八百屋お七でシクラメン |
25 | あめんぼと雨とあめんぼと雨と |
26 | 木の根明く胎児はなにを見てをるや |
27 | 吊橋や百歩の宙の秋の風 |
28 | 若鮎の 二手になりて 上りけり |
29 | 満開の花は軽ろしと見ゆるかな |
30 | 茶筅置く畳一と目の日射しかな |
31 | 風花や首を揃へてフラミンゴ |
32 | にぎやかに散りにぎやかに咲く木槿 |
33 | 雲廊の尽くる一間に雛の宴 |
34 | 零余子飯母にある日のデカダンス |
35 | 人はみななにかにはげみ初桜 |
36 | パンドラの箱転がして曼珠沙華 |
37 | 葭切のをちの鋭声や朝ぐもり |
38 | 木犀や吟行めきて歩のゆるむ |
39 | 浜なしのくらつとゆれるまくれなゐ |
40 | 灯をともす指の間の春の闇 |
41 | 零の中 爪立ちをして哭いてゐる |
42 | 戦死せり三十二枚の歯をそろへ |
43 | 硝子器を清潔にしてさくら時 |
44 | 子猫ねむしつまみ上げられても眠る |
45 | 汝思うゆえに我ありホトトギス |
46 | がんばるわなんて言うなよ草の花 |
47 | 雄鹿の前吾もあらあらしき息す |
48 | 千の手の一つを真似る月明かり |
49 | 百千鳥もつとも烏の声甘ゆ |
50 | 朝寝せり孟浩然を始祖として |
2024年9月27日 05時35分更新(随時更新中)