現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2014年9月16日のデイリーキーワードランキング
1 | せきをしてもひとり |
2 | 戦争が廊下の奥に立つてゐた |
3 | 赤い椿白い椿と落ちにけり |
4 | つきぬけて天上の紺曼珠沙華 |
5 | 鬼あざみ鬼のみ風に吹かれをり |
6 | 水の地球すこしはなれて春の月 |
7 | プラタナス夜もみどりなる夏は来ぬ |
8 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
9 | 金剛の露ひとつぶや石の上 |
10 | 薄氷の吹かれて端の重なれる |
11 | いなびかり北よりすれば北を見る |
12 | 体育祭雲押し上げる熱気あり |
13 | ゆさゆさと大枝ゆるる桜かな |
14 | 暗黒や関東平野に火事一つ |
15 | 不知火や湾の一灯焦がれゐる |
16 | とどまればあたりにふゆる蜻蛉かな |
17 | 冬日蹴るくびれのふかき勁き足 |
18 | 桐一葉日当りながら落ちにけり |
19 | 芋の露連山影を正しうす |
20 | 滝落ちて群青世界とどろけり |
21 | しんしんと雪降る空に鳶の笛 |
22 | 分け入つても分け入つても青い山 |
23 | 星空へ店より林檎あふれをり |
24 | 秋晴の運動会をしてゐるよ |
25 | 笑っても沢庵漬けは噛み切れぬ |
26 | 万緑の中や吾子の歯生え初むる |
27 | 而してわれ不知火の蘂となり |
28 | 遠山に日の当りたる枯野かな |
29 | 冬蜂の死にどころなく歩きけり |
30 | 闇汁の杓子を逃げしものや何 |
31 | 重ね着の中に女のはだかあり |
32 | 降る雪や明治は遠くなりにけり |
33 | どの子にも涼しく風の吹く日かな |
34 | 沢庵の石の落ち着く寒暮かな |
35 | 親よりも白き羊や今朝の秋 |
36 | きみ嫁けり遠き一つの訃に似たり |
37 | 啄木鳥や落葉をいそぐ牧の木々 |
38 | 白葱のひかりの棒をいま刻む |
39 | 水仙や古鏡の如く花をかかぐ |
40 | 秋空に風の道ありさざ波す |
41 | 空をはさむ蟹死にをるや雲の峰 |
42 | 菜の花がしあはせさうに黄色して |
43 | 桑の葉の照るに堪へゆく帰省かな |
44 | 不器用に生きて器用に秋刀魚焼く |
45 | 露けしや撞木の縄の宙とんで |
46 | 鰯雲人に告ぐべきことならず |
47 | みづうみのみなとのなつのみじかけれ |
48 | 秋風の見える望遠鏡が欲し |
49 | そこはかと風の匂ふや宵祭 |
50 | 恋猫の皿舐めてすぐ鳴きにゆく |
2024年9月26日 05時43分更新(随時更新中)