現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2014年1月12日のデイリーキーワードランキング
1 | 生きること一と筋がよし寒椿 |
2 | 白き息ゆたかに朝の言葉あり |
3 | 成人式終りし大き雪片よ |
4 | 冬落暉檻のけものら声挙げて |
5 | 寒見舞したたむ墨のかんばしき |
6 | ダンサーになろか凍夜の駅間歩く |
7 | チチポポと鼓打たうよ花月夜 |
8 | 柊の花一本の香りかな |
9 | もう一人の自分をさがす初鏡 |
10 | 三味線の一打津軽は雪となる |
11 | きさらぎの鴉声まで黝くなり |
12 | 初蝉や水面を雲のうつりつつ |
13 | 母と寝る一夜豊かに虫の声 |
14 | 青蛙おのれもペンキぬりたてか |
15 | 初暦知らぬ月日は美しく |
16 | 松風にふやけてはやし走馬燈 |
17 | 姫はじめ闇美しといひにけり |
18 | 平凡な履歴に落ちるかりんの実 |
19 | 王さまの耳のはみ出す耳袋 |
20 | 枕三つ叩いて寝れば宝船 |
21 | 何求めて冬帽行くや切通し |
22 | 枯るるもの枯れざるものも吹かれをり |
23 | 春寒やしばしふふみて鯛の骨 |
24 | 心には紋付袴初句会 |
25 | 竹馬やいろはにほへとちりぢりに |
26 | 春昼のもぬけの殻の貝になる |
27 | 螢籠昏ければ揺り炎えたたす |
28 | 歳時記と二十世紀を見渡しぬ |
29 | 東山静に羽子の舞ひ落ちぬ |
30 | 大濤にをどり現れ初日の出 |
31 | あるときは船より高き卯浪かな |
32 | 春や昔十五万石の城下哉 |
33 | しぐるるや駅に西口東口 |
34 | 苦しみののちの青空梅の花 |
35 | 堂内の暗きにおけり夏帽子 |
36 | 駅伝に蹤いて少年力走す |
37 | 佐渡ヶ島ほどに布団を離しけり |
38 | 青大将男生まれぬ家を去る |
39 | 罰よりも罪おそろしき絵踏かな |
40 | 燈心草日暮れ人の名呼ぶやうに |
41 | 掬いたる金魚*戻して兵発ちぬ |
42 | 朝湯こんこんあふれるまんなかのわたくし |
43 | かなかなやなかなかあへぬひとに逢ふ |
44 | 春岬羽の付け根がこりこりす |
45 | 敗戦忌蝉より多い蝉の穴 |
46 | 実千両に比して地味なる実万両 |
47 | 春闘の出陣太鼓雲一つ |
48 | すかんぽや木曽御嶽は雪ながら |
49 | 秋滝のおりふし揺らす神の燭 |
50 | 玫瑰や今も沖には未来あり |
2024年9月24日 19時22分更新(随時更新中)