現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2014年10月2日のデイリーキーワードランキング
1 | 鰯雲日かげは水の音迅く |
2 | せきをしてもひとり |
3 | 遠山に日の当りたる枯野かな |
4 | 赤い椿白い椿と落ちにけり |
5 | 薄氷の吹かれて端の重なれる |
6 | 算術の少年しのび泣けり夏 |
7 | 滝落ちて群青世界とどろけり |
8 | 鶏頭の十四五本もありぬべし |
9 | 星空へ店より林檎あふれをり |
10 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
11 | ゆさゆさと大枝ゆるる桜かな |
12 | 旦暮の蜩の木を?み立つ |
13 | つきぬけて天上の紺曼珠沙華 |
14 | 人生の構図決まらず秋灯下 |
15 | 老人と老人のゐる寒さかな |
16 | プラタナス夜もみどりなる夏は来ぬ |
17 | 桐一葉日当りながら落ちにけり |
18 | 鰡とんで水族館はにぎわえり |
19 | 逢うために母は銀河の駅に佇つ |
20 | 子の髪の風に流るる五月来ぬ |
21 | 秋の航一大紺円盤の中 |
22 | 入れものが無い両手で受ける |
23 | とどまればあたりにふゆる蜻蛉かな |
24 | ものの種にぎればいのちひしめける |
25 | くろがねの秋の風鈴鳴りにけり |
26 | 天地ふとさかさまにあり秋を病む |
27 | をりとりてはらりとおもきすすきかな |
28 | 戦争が廊下の奥に立つてゐた |
29 | まさをなる空よりしだれざくらかな |
30 | 水の色は水色だから秋明菊 |
31 | てんたう虫だましに我に正午の日 |
32 | いなびかり北よりすれば北を見る |
33 | 菜の花がしあはせさうに黄色して |
34 | しんしんと肺碧きまで海の旅 |
35 | 水の地球すこしはなれて春の月 |
36 | 箒木に秋めく霧の一夜かな |
37 | 夜の顔にはぐれ山蛾が熱い熱い |
38 | どの子にも涼しく風の吹く日かな |
39 | 金木犀の音満ちてゆく夜明け |
40 | 母の日のてのひらの味塩むすび |
41 | この樹登らば鬼女となるべし夕紅葉 |
42 | こんなよい月を一人で見て寝る |
43 | 古池や蛙飛びこむ水の音 |
44 | 金剛の露ひとつぶや石の上 |
45 | 自己顕示やたらに強し金木犀 |
46 | 暗黒や関東平野に火事一つ |
47 | 秋の水水琴窟の音となり |
48 | 母と寝る一夜豊かに虫の声 |
49 | 青蛙おのれもペンキぬりたてか |
50 | 外にも出よ触るるばかりに春の月 |
2024年9月24日 12時52分更新(随時更新中)