現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2022年2月19日のデイリーキーワードランキング
1 | 露人ワシコフ叫びて石榴打ち落す |
2 | 留守の家揺らさんほどに夏の鯉 |
3 | 酒止めようかどの本能と遊ぼうか |
4 | しんしんと雪降る空に鳶の笛 |
5 | 闘鶏の眼つぶれて飼はれけり |
6 | 牛虻よ牛の泪を知つてゐるか |
7 | 夜話の最後は聞かず眠りけり |
8 | 炬燵から行方不明となりにけり |
9 | 弟橘媛の耳朶のうぜんかずらかな |
10 | 暖炉昏し壺の椿を投げ入れよ |
11 | 獅子舞は入日の富士に手をかざす |
12 | 古池や蛙飛びこむ水の音 |
13 | 外套の襟立ててより無頼めく |
14 | 牛の目に泪あふれて雪が降る |
15 | 青蛙おのれもペンキぬりたてか |
16 | ゆるんだりほどけたりして夏の川 |
17 | 重ね着の中に女のはだかあり |
18 | 甌穴によびよせられて時雨ふる |
19 | 蟻地獄乳房を硬くしてをりぬ |
20 | あさまらのめでたき春となりにけり |
21 | 茗荷掘る市井の寸土愉しめり |
22 | 凍夜この山より山と山とかさなりてあり |
23 | 燭の灯を煙草火としつチエホフ忌 |
24 | しんしんと肺碧きまで海の旅 |
25 | 登高やみんな似てくる素老人 |
26 | 蝿一つ良夜の硯舐ぶり居り |
27 | おおかみに蛍が一つ付いていた |
28 | 齢かな白桃といふ靄を手に |
29 | 牛の私語人の私語冬山ふところ |
30 | もうじき入る墓の草刈っている |
31 | 春の野へ乗って行こうか縄電車 |
32 | 外にも出よ触るるばかりに春の月 |
33 | 慟哭の一幹として裸木は |
34 | 入り口を一つ違えりおぼろ月 |
35 | 海くれて鴨のこゑほのかに白し |
36 | かたまつて薄き光の菫かな |
37 | 時代劇橋のたもとに柳あり |
38 | 咳の子のなぞなぞあそびきりもなや |
39 | 切株に鴬とまる二月かな |
40 | 風鈴の音が眼帯にひびくのよ |
41 | うしろから声のかかりぬ松の芯 |
42 | 雪のひま鴉にもあるつちふまず |
43 | 夕波のさねさし相模初つばめ |
44 | 茗荷掘る黄泉の入口近くにて |
45 | 粥の上に梅干一つ春めきぬ |
46 | 花散るや耳ふって馬おとなしき |
47 | 蝙蝠に真空律を教えられ |
48 | 無礼なる妻よ毎日馬鹿げたものを食わしむ |
49 | お櫃への声のやりとり鳥帰る |
50 | 山又山山桜又山桜 |
2024年4月26日 00時26分更新(随時更新中)