現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2019年8月3日のデイリーキーワードランキング
1 | 棉の実の白々と噴く夕の風 |
2 | 連翹や真間の里びと垣を結はず |
3 | 古池や蛙飛びこむ水の音 |
4 | 八月や六日九日十五日 |
5 | 若鮎の二手になりて上りけり |
6 | 昼寝覚うつしみの空あをあをと |
7 | 芋腹をたたいて歓喜童子かな |
8 | スケートの紐むすぶ間も逸りつつ |
9 | 地の涯に倖せありと来しが雪 |
10 | 戦争が廊下の奥に立つてゐた |
11 | 秋嶺の闇に入らむとなほ容 |
12 | 鶏頭の十四五本もありぬべし |
13 | 朝焼の雲海尾根を溢れ落つ |
14 | 鳥羽殿へ五六騎いそぐ野分哉 |
15 | 芋の露連山影を正しうす |
16 | 愛されず冬の駱駝を見て帰る |
17 | 学問のさびしさに堪へ炭をつぐ |
18 | 鮟鱇の骨まで凍ててぶちきらる |
19 | 万緑の中や吾子の歯生え初むる |
20 | ああ言へばかう言ふ年の又明くる |
21 | はじめなかをはりいっさい大文字 |
22 | 竹の葉騒は冴ゆる眼鏡に數知れず |
23 | 雲の峰いくつ崩れて月の山 |
24 | あるときは船より高き卯浪かな |
25 | つばくらめ斯くまでならぶことのあり |
26 | 寂しくて道のつながる年のくれ |
27 | 海ほおずき鳴らしてだんだん風になる |
28 | 春風や闘志いだきて丘に立つ |
29 | 曖昧な日本人のわたし赤い蟹 |
30 | 万葉の風立つ蓬摘みにけり |
31 | 秋立つや川瀬にまじる風の音 |
32 | ひだり腕すこし長くて昼寝せり |
33 | 厚氷あはれけものの息かかる |
34 | 蓬餅橋はさびしきものと思え |
35 | ここから秋です ローカル線終点 |
36 | どの子にも涼しく風の吹く日かな |
37 | ひつぱれる糸まつすぐや甲虫 |
38 | 雪熄みて庭にぞろぞろ仁王が来 |
39 | 海に出て木枯帰るところなし |
40 | 苺ジャム男子はこれを食ふ可らず |
41 | 寒紅やサファイア婚の粧ひに |
42 | 羽あつて梢のてつぺんでの早起き |
43 | 夜間飛行下界は人工の夏 |
44 | ナガサキ忌 女のヘソが闊歩する |
45 | 鉄棒に置き忘れられ蛇の衣 |
46 | 雀らも海かけて飛べ吹流し |
47 | 畢竟いま縄文後期天の川 |
48 | 愛ちゃんのハッピーハンド花水木 |
49 | 静かなうしろ紙の木紙の木の林 |
50 | ぬかご飯水辺の母は跼んでいた |
2024年9月26日 06時12分更新(随時更新中)