現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2012年3月4日のデイリーキーワードランキング
1 | 米飾るわが血脈は無頼なり |
2 | 黒き蝶ゴッホの耳を殺ぎにくる |
3 | 寒星や神の算盤ただひそか |
4 | 地球儀の日本弓なり鳥帰る |
5 | 金亀子 擲つ闇の 深さかな |
6 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
7 | とどまればあたりにふゆる蜻蛉かな |
8 | うらがへし又うらがへし大蛾掃く |
9 | 二た昔とも昨日とも高虚子忌 |
10 | 啓蟄の土やはらかく鍬に添ふ |
11 | 唐崎の松にさざ波比良八荒 |
12 | 竜天に登り近江に卵一つ |
13 | 啓蟄や兄の戦艦浮上せず |
14 | 春の鳶寄りわかれては高みつつ |
15 | 秋深む歳月の風韻身に座る |
16 | 竜天に昇る暁雲輝やかし |
17 | 臘梅の黄を流しては香を放つ |
18 | ゆつくりと山河膨む木の芽雨 |
19 | 炎熱や勝利の如き地の明るさ |
20 | 浮標灯冬から春へ点滅す |
21 | 大寒の格助詞がひからびておる |
22 | 三寒四温夜は尚更よ碁石を置く |
23 | 夕月の光を加ふ松納 |
24 | 湾曲し火傷し爆心地のマラソン |
25 | 螢籠昏ければ揺り炎えたたす |
26 | 下萌えぬ人間それに従ひぬ |
27 | 春の土荒れて筋ひく竹箒 |
28 | くろがねの秋の風鈴鳴りにけり |
29 | 逃げ水のすべて出雲にあつまれり |
30 | これ着ると梟が啼くめくら縞 |
31 | 花散るや耳ふって馬おとなしき |
32 | 炎天の遠き帆やわがこころの帆 |
33 | 老年や夢のはじめのすみれ道 |
34 | 尻までも母似十五の福は内 |
35 | 咳をしても一人 |
36 | 海に出て木枯帰るところなし |
37 | 寒雷やびりりびりりと真夜の玻璃 |
38 | 天佑の泡のひとつに方頭魚 |
39 | 動かねば何も変わらず 木の芽風 |
40 | 老人が動いて春の土光る |
41 | 下萌は棒高跳びに始りぬ |
42 | 大和よりヨモツヒラサカスミレサク |
43 | ものの芽のあらはれ出でし大事かな |
44 | 啓蟄や指輪廻せば魔女のごと |
45 | 鰯雲人に告ぐべきことならず |
46 | 秋風や模様のちがふ皿二つ |
47 | 闘鶏の眼つぶれて飼はれけり |
48 | 風に落つ楊貴妃櫻房のまま |
49 | 小悪魔的遺伝子のスイートピー |
50 | 褌のでばんがきたり鯉幟 |
2025年8月28日 04時36分更新(随時更新中)