現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2021年11月16日のデイリーキーワードランキング
1 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
2 | 蝌蚪に打つ小石天変地異となる |
3 | 桐一葉日当りながら落ちにけり |
4 | 木の葉ふりやまずいそぐないそぐなよ |
5 | 泥鰌浮いて鯰も居るというて沈む |
6 | 春の浜大いなる輪が画いてある |
7 | 鰯雲人に告ぐべきことならず |
8 | 渡り鳥みるみるわれの小さくなり |
9 | この道しかない春の雪ふる |
10 | おおかみに蛍が一つ付いていた |
11 | 戦争が廊下の奥に立つてゐた |
12 | かそけくも咽喉鳴る妹よ鳳仙花 |
13 | 蜻蛉行く後ろ姿の大きさよ |
14 | 螢獲て少年の指みどりなり |
15 | 卒業の兄と来てゐる堤かな |
16 | 山茶花やいくさに敗れたる国の |
17 | 咄家の筋書に無き咳こぼす |
18 | 鮟鱇の骨まで凍ててぶちきらる |
19 | はくれむの自刃を風の誘ひけり |
20 | 海に出て木枯帰るところなし |
21 | ものの種にぎればいのちひしめける |
22 | 曳かれる牛が辻でずつと見廻した秋空だ |
23 | 北窓を塞ぐ重荷を負わすごと |
24 | 雲の峰いくつ崩れて月の山 |
25 | 肩すべる吐魯蕃の絹星涼し |
26 | 一日もの云はず蝶の影さす |
27 | 既知未知の人生燈火親しけれ |
28 | 兎も片耳垂るる大暑かな |
29 | 泳ぎより歩行に移るその境 |
30 | 山頭火ゐさうな青い山がある |
31 | 鋸の歯の手前こまかや初嵐 |
32 | 凩や海に夕日を吹き落す |
33 | 響爽かいただきますといふ言葉 |
34 | 無職なり氷菓溶くるを見てゐたり |
35 | 竹の葉騒は冴ゆる眼鏡に數知れず |
36 | 踏みゆけば落葉溜りに日の匂ひ |
37 | 木の葉散る歩きつめる |
38 | 真黒な蝶の行方を知らぬかな |
39 | 飛べど飛べど雁月光を逃れ得ず |
40 | 少年の見遣るは少女鳥雲に |
41 | 土間口に夕枯野見ゆ桃色に |
42 | 満月やたたかふ猫はのびあがり |
43 | 排泄の鉄塊光る秋の浜 |
44 | あさがおの大輪今日も励めと言う |
45 | 七月の青嶺まぢかく熔鑛炉 |
46 | お数珠袋にどんぐり一つ忌を修す |
47 | 暗緑の滝先陣を争えり |
48 | 赤い椿白い椿と落ちにけり |
49 | 酔いざめの水を花鳥とおもいけり |
50 | 春時雨懐かしきかな蛇の目傘 |
2024年9月20日 00時11分更新(随時更新中)