現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2022年7月29日のデイリーキーワードランキング
1 | 夕立が洗つていつた茄子をもぐ |
2 | くろがねの秋の風鈴鳴りにけり |
3 | 一生の楽しきころのソーダ水 |
4 | 鱚釣りや青垣なせる陸の山 |
5 | 春めきてものの果てなる空の色 |
6 | ひとすぢの秋風なりし蚊遣香 |
7 | 秋高し比叡に流るる雲一朶 |
8 | 少年を肩車にして入道雲 |
9 | 寒燈の一つ一つや国敗れ |
10 | 大佛の背山くすぐる春の飛機 |
11 | 千の手の一つを真似る月明かり |
12 | 雲に身を食はるる月の美しき |
13 | 水枕ガバリと寒い海がある |
14 | 初湯殿卒寿のふぐり伸ばしけり |
15 | 門とぢて良夜の石と我は居り |
16 | 見てをりぬいのちしづかに寒牡丹 |
17 | 木曽路ゆく我も旅人散る木の葉 |
18 | ふるさとの月の港をよぎるのみ |
19 | 手をあげて足をはこべば阿波踊 |
20 | 高々と蝶こゆる谷の深さかな |
21 | 雑技団育ちの童色鳥来 |
22 | 囀をこぼさじと抱く大樹かな |
23 | 寒波急日本は細くなりしまま |
24 | 船の名の月に読まるる港かな |
25 | 寂しさを募らせるごと枯銀杏 |
26 | 算術の少年しのび泣けり夏 |
27 | 摩周湖のこよなくあをし霧の花 |
28 | みちのくの星入り氷柱われに呉れよ |
29 | 鷹渡る島に石抱く隠れ耶蘇 |
30 | 彼の世は親し風鈴がひとつ鳴り |
31 | この亀裂白息をもて飛べと云ふ |
32 | 恋語る魚もあるべし春の海 |
33 | 川に寝てHとなりぬ暁ひぐらし |
34 | 夏草に気罐車の車輪来て止る |
35 | くず金魚どこの祭も知っている |
36 | 木がらしや東京の日のありどころ |
37 | 大寒の格助詞がひからびておる |
38 | ひた急ぐ犬に合ひけり木の芽道 |
39 | 原稿紙の升目原爆忌では埋めぬ |
40 | 竹の葉騒は冴ゆる眼鏡に數知れず |
41 | 花影婆娑と踏むべくありぬ岨の月 |
42 | 古池を触つて居れば眠りけり |
43 | 桜散るあなたも河馬になりなさい |
44 | 我庭の良夜の薄湧く如し |
45 | 土手を外れ枯野の犬となりゆけり |
46 | 向日葵の空かがやけり波の群 |
47 | 蛇穴を出て見れば周の天下なり |
48 | 生ま血喀き齡深まれり夜の秋 |
49 | かたつむり日月遠くねむるなり |
50 | 八月や六日九日十五日 |
2024年4月27日 11時14分更新(随時更新中)