現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2020年1月24日のデイリーキーワードランキング
1 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
2 | 風景の過去に分け入る遠霞 |
3 | 一つ根に離れ浮く葉や春の水 |
4 | 山見えぬ日も山へ咲く桐の花 |
5 | 五月来る象の睫毛の長きこと |
6 | 日本語をはなれし蝶のハヒフヘホ |
7 | 鶏頭の十四五本もありぬべし |
8 | 白牡丹といふといへども紅ほのか |
9 | あせるまじ冬木を切れば芯の紅 |
10 | 銀河系のとある酒場のヒヤシンス |
11 | アイスクリームおいしくポプラうつくしく |
12 | 滝落ちて群青世界とどろけり |
13 | 吹きおこる秋風鶴をあゆましむ |
14 | 日本を打ちてし止まぬ台風禍 |
15 | 海に出て木枯帰るところなし |
16 | 易々と還暦通過 東天紅 |
17 | 古暦水はくらきを流れけり |
18 | つねに一二片そのために花篝 |
19 | 冬深し柱の中の濤の音 |
20 | 墓碑名の深みにありし雨蛙 |
21 | 愛鳥週間むかしわたしは籠の鳥 |
22 | 身の内の透けゆく紅葉明かりかな |
23 | 西方へ灯る薄墨桜かな |
24 | 親友の逝く鶯鳴くを待たずして |
25 | 蒲公英のかたさや海の日も一輪 |
26 | ストーブや黒奴給仕の銭ボタン |
27 | しぐるるや駅に西口東口 |
28 | よしきりやよしふく風にまぎれざる |
29 | もろもろの木に降る春の霙かな |
30 | 七月の青嶺まぢかく熔鑛炉 |
31 | 寂しからむと隣の桃の木を縛る |
32 | 寒雀身を細うして闘へり |
33 | なにもかも人ごとにして葛湯吹く |
34 | つきぬけて天上の紺曼珠沙華 |
35 | 嗚呼と言えば淋しい蛇が穴を出る |
36 | 愛猫の入院の夜冴返る |
37 | いくたびも雪の深さを尋ねけり |
38 | 野に出ればひとみなやさし桃の花 |
39 | きのこスープ飲む隣 戦争が来て坐る |
40 | 蛇逃げて我を見し眼の草に残る |
41 | 桜草おくれがちな歩に合わす |
42 | 山櫻笑へば力抜けたるよ |
43 | 方丈の大庇より春の蝶 |
44 | ああ弥生ばらまかれたる焼夷弾 |
45 | 穴惑刃の如く若かりき |
46 | 血液さらさら張り切る黄たんぽぽ |
47 | 大根を手に下げ急がねばならぬ |
48 | お遍路が一列に行く虹の中 |
49 | 新涼や赤子の拳天を突く |
50 | 雪の原犬沈没し躍り出づ |
2024年4月26日 15時20分更新(随時更新中)