現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2012年3月24日のデイリーキーワードランキング
1 | 非常口に緑の男いつも逃げ |
2 | 薮てまり句を案ずるは鬼相なり |
3 | うまれ死ぬならい身内のもがり笛 |
4 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
5 | 腸に春滴るや粥の味 |
6 | 晴天はいま風葬の山桜 |
7 | 春や昔十五万石の城下哉 |
8 | 残り菜のあたり明るき二月畑 |
9 | 沈丁や夜でなければ逢へぬひと |
10 | あたたかな雨が降るなり枯葎 |
11 | 荷車の消えるまで音鎮花祭 |
12 | 恐竜に見惚れ少年の夏すぎゆく |
13 | 催花雨や空き家に人の出入りして |
14 | へうへうとして水を味はふ |
15 | はんなりと稽古の袴春深し |
16 | 鮟鱇の骨まで凍ててぶちきらる |
17 | 囀をこぼさじと抱く大樹かな |
18 | 春風や闘志いだきて丘に立つ |
19 | 笑い声発光しつつ野蒜摘む |
20 | 勇気こそ地の塩なれや梅真白 |
21 | 時雨るるや又きこしめす般若湯 |
22 | まさをなる空よりしだれざくらかな |
23 | 藍壺に泥落したる燕かな |
24 | 降る雪や明治は遠くなりにけり |
25 | 馬酔木咲く丘は野となり丘となる |
26 | 佐保姫のハミングをするときは風 |
27 | ある寺の障子ほそめに花御堂 |
28 | 露人ワシコフ叫びて石榴打ち落す |
29 | 樹を抱けば樹に暖みありもがり笛 |
30 | 晩夏一峰あまりに青し悼むかな |
31 | 桐一葉日当りながら落ちにけり |
32 | 探梅や遠き昔の汽車にのり |
33 | 笹鳴や保育器にさく十指あり |
34 | 睦ごとはこのごろとんと桜餅 |
35 | 日が伸びるのも孝行の一つかな |
36 | 流れ行く大根の葉の早さかな |
37 | 跳べるかもしれぬ川幅芹を摘む |
38 | 春の野を持上げて伯耆大山を |
39 | さくらさくら空に別れを惜しむなり |
40 | つねに一二片そのために花篝 |
41 | 七生七たび君を娶らん 吹雪くとも |
42 | 病名に蒼き海あり干潟がある |
43 | 竜天に昇る暁雲輝やかし |
44 | 未来図は直線多し早稲の花 |
45 | 追伸に春一番と俳句馬鹿 |
46 | 時鳥厠半ばに出かねたり |
47 | 智恵深き者集まりて野を焼けり |
48 | 腰紐は母の手作り花衣 |
49 | 橙のころがるを待つ青畳 |
50 | スカートの中は国境秋の風 |
2024年9月26日 10時16分更新(随時更新中)