現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2017年6月25日のデイリーキーワードランキング
1 | 匙なめて童たのしも夏氷 |
2 | どの子にも涼しく風の吹く日かな |
3 | 芋の露連山影を正しうす |
4 | バスを待ち大路の春をうたがはず |
5 | 万障が鉢合わせして濃紫陽花 |
6 | 菜の花がしあはせさうに黄色して |
7 | 金剛の露ひとつぶや石の上 |
8 | しんしんと肺碧きまで海の旅 |
9 | せきをしてもひとり |
10 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
11 | 万緑の中や吾子の歯生え初むる |
12 | ありふれたところがいいね鰯雲 |
13 | つちふるやまだうっすらと蒙古斑 |
14 | 星空へ店より林檎あふれをり |
15 | 蟻の列日本海まであと一歩 |
16 | 蟻の列しづかに蝶をうかべたる |
17 | 山又山山桜又山桜 |
18 | まさをなる空よりしだれざくらかな |
19 | 西銀座風鈴売りが風を売る |
20 | 冬菊のまとふはおのがひかりのみ |
21 | 菫程な小さき人に生れたし |
22 | 入れものが無い両手で受ける |
23 | 青蛙おのれもペンキぬりたてか |
24 | 百色を使い果せり濃紫陽花 |
25 | 跳箱の突き手一瞬冬が来る |
26 | 蟻の列はや定年の通勤路 |
27 | ありふれた時間の外を吾亦紅 |
28 | いくたびも雪の深さを尋ねけり |
29 | 鳥雲に人はホームに並ぶなり |
30 | ありふれた貴種流離譚蕎麦の花 |
31 | 蟻の列三顧の礼に畏る |
32 | 咳の子のなぞなぞあそびきりもなや |
33 | 蟻の列海割れる日を待ちており |
34 | 寒雷やびりりびりりと真夜の玻璃 |
35 | 蟻の道生者生涯慌し |
36 | 囀をこぼさじと抱く大樹かな |
37 | 祖母山も傾山も夕立かな |
38 | 在原の薄後朝の歌を詠む |
39 | 赤い椿白い椿と落ちにけり |
40 | 水面に油紋のみどり蝉の昼 |
41 | 掬ひたる金魚水より冷たくて |
42 | アリバイは薄暮のからすうりの花 |
43 | 戛々とゆき戛々と征くばかり |
44 | 門とぢて良夜の石と我は居り |
45 | 人間であること久し月見草 |
46 | 生も死も愛も一会や水の秋 |
47 | 野に出ればひとみなやさし桃の花 |
48 | 蟻よバラを登りつめても陽が遠い |
49 | ふるさとはよし夕月と鮎の香と |
50 | 西国の畦曼珠沙華曼珠沙華 |
2024年9月20日 06時14分更新(随時更新中)