現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2011年1月27日のデイリーキーワードランキング
1 | 祈るべき天とおもえど天の病む |
2 | 遠き日の男根なぶる葉月潮 |
3 | 不敢取借金返済の顔ガラスへ写す |
4 | この樹登らば鬼女となるべし夕紅葉 |
5 | 赤い椿白い椿と落ちにけり |
6 | 業俳の田舎まはりや走馬燈 |
7 | 我を見て舌を出したる大蜥蜴 |
8 | ががんぼは窓擦る沒落するのだな |
9 | 白葱のひかりの棒をいま刻む |
10 | わが忍苦ともしき薔薇よ窓に咲け |
11 | とどまればあたりにふゆる蜻蛉かな |
12 | 春や昔十五万石の城下哉 |
13 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
14 | 垂れ髪に雪をちりばめ卒業す |
15 | 春風や闘志いだきて丘に立つ |
16 | 貝塚のはるかなる声冬日和 |
17 | 遠山に日の当りたる枯野かな |
18 | 椅子一つずらして見ゆる寒椿 |
19 | 妻あるも地獄妻亡し年の暮 |
20 | 降る雪や明治は遠くなりにけり |
21 | 初暦知らぬ月日は美しく |
22 | かくれんぼ三つかぞえて冬となる |
23 | 隠岐やいま木の芽をかこむ怒濤かな |
24 | 百会からたましいのぼる寒の灸 |
25 | 妻ありき琺瑯の冷たさいまも |
26 | 柊の花一本の香りかな |
27 | 花杏受胎告知の翅音びび |
28 | 凍蝶に指ふるるまでちかづきぬ |
29 | 妻いつもわれに幼し吹雪く夜も |
30 | いつせいに柱の燃ゆる都かな |
31 | 体内におくのほそ道あり涼し |
32 | 兎飼ふはなし茶柱寝てしまふ |
33 | 鰯雲人に告ぐべきことならず |
34 | 大空に羽子の白妙とどまれり |
35 | 冬の星むすんでひらいて金平糖 |
36 | ぐらぐらと鬼の声する桜の芽 |
37 | 蝋梅や磨きたりない床柱 |
38 | 学問のさびしさに堪へ炭をつぐ |
39 | 下宿屋を翔つあかつきの夏燕 |
40 | 大寒に試みられてゐるとする |
41 | 冬欅一樹で足りる故郷は |
42 | 羅や塩煎餅に突き当る |
43 | 夜の底の家鳴り雪鳴り凍つのる |
44 | 闘鶏の眼つぶれて飼はれけり |
45 | あたたかい白い飯が在る |
46 | 木の葉ふりやまずいそぐないそぐなよ |
47 | 脳天の寒灸ぬける尻の穴 |
48 | 炎天の空美しや高野山 |
49 | あたたかな雨が降るなり枯葎 |
50 | 麗らかや長居の客の膝頭 |
2024年9月21日 05時32分更新(随時更新中)