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 現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング

 2010年11月27日のデイリーキーワードランキング

1

重ね着の中に女のはだかあり
2

木守柿勝残りしや破れしや
3

ふぐ刺身絵皿となりて白光す
4

高々と蝶こゆる谷の深さかな
5

白牡丹といふといへども紅ほのか
6

西鶴の女みな死ぬ夜の秋
7

短日の崖にぶつかる鳥獣
8

天の川柱のごとく見て眠る
9

捨てた夢に出くわすきさらぎの駅
10

春ひとり槍投げて槍に歩み寄る
11

くらやみに蝌蚪の手足が生えつつあり
12

おそるべき君等の乳房夏来る
13

羅や塩煎餅に突き当る
14

顳顬に溜まる言葉や寒波くる
15

さやけくて妻とも知らずすれちがふ
16

降る雪や明治は遠くなりにけり
17

除夜の妻白鳥のごと湯浴みをり
18

雨傘を横に払うて親鸞忌
19

葡萄食ふ一語一語の如くにて
20

柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺
21

冬蜂の死にどころなく歩きけり
22

あたたかき雪がふるふる兎の目
23

炎天の遠き帆やわがこころの帆
24

遠山に日の当りたる枯野かな
25

短日の楽屋を走りぬける音
26

桃冷す水の中まで日は没りぬ
27

みな大き袋を負へり雁渡る
28

痩馬のあはれ機嫌や秋高し
29

靖国をさわぐ北窓塞ぐべし
30

微笑が妻の慟哭 雪しんしん
31

メタセコイアの大樹三本紅葉す
32

初富士の大きかりける汀かな
33

来しかたや馬酔木咲く野の日のひかり
34

元旦や暗き空より風が吹く
35

しんしんと煩悩解脱 除夜の鐘
36

しんしんと肺碧きまで海の旅
37

いのちじめつく紫陽花の咲くあたり
38

春や昔十五万石の城下哉
39

籾焼きの夕べ一村煙に巻く
40

金粉をこぼして火蛾やすさまじき
41

日向ぼっこ日向がいやになりにけり
42

ぼうたんの百のゆるるは湯のやうに
43

蟇誰かものいへ声かぎり
44

この道の富士になりゆく芒かな
45

蝶墜ちて大音響の結氷期
46

雨激しゴーヤーが疣とがらせる
47

鶫死して翅拡ぐるに任せたり
48

また一つ風の中より除夜の鐘
49

釣人の影消されゆく冬至かな
50

夏潮に一直線に出漁す


2024年9月27日 04時02分更新(随時更新中)
 

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