現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2016年10月10日のデイリーキーワードランキング
1 | 万緑の中や吾子の歯生え初むる |
2 | 滝落ちて群青世界とどろけり |
3 | 土手を外れ枯野の犬となりゆけり |
4 | 曳かれる牛が辻でずつと見廻した秋空だ |
5 | でで虫が桑で吹かるる秋の風 |
6 | しんしんと肺碧きまで海の旅 |
7 | せきをしてもひとり |
8 | 鰯雲人に告ぐべきことならず |
9 | 炎天を槍のごとくに涼気すぐ |
10 | しぐれふるみちのくに大き仏あり |
11 | 青蛙おのれもペンキぬりたてか |
12 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
13 | プラタナス夜もみどりなる夏は来ぬ |
14 | バスを待ち大路の春をうたがはず |
15 | 一月の川一月の谷の中 |
16 | 百代の過客しんがりに猫の子も |
17 | 夜は長しぶどう三角柿四角 |
18 | 蛇逃げて我を見し眼の草に残る |
19 | 赤い椿白い椿と落ちにけり |
20 | 牡丹百二百三百門一つ |
21 | 秋風や模様のちがふ皿二つ |
22 | 春風や闘志いだきて丘に立つ |
23 | 霧月夜美して一夜ぎり |
24 | 大雷雨鬱王と合ふあさの夢 |
25 | 秋の夜の憤ろしき何々ぞ |
26 | 秋の航一大紺円盤の中 |
27 | から松は淋しき木なり赤蜻蛉 |
28 | 金剛の露ひとつぶや石の上 |
29 | 玉の如き小春日和を授かりし |
30 | 胸中の四角三角夜の長し |
31 | 郷倉は拳のごとし梅雨兆す |
32 | 蟇ないて唐招提寺春いづこ |
33 | やり羽子や油のやうな京言葉 |
34 | 北へ向くわが白鳥へ手を合はせ |
35 | 幼な子の風船バレー風光る |
36 | 摩天楼より新緑がパセリほど |
37 | 天平の礎石の幾つ草青む |
38 | 戦争と畳の上の団扇かな |
39 | 蝉しぐれ八月尽の蝉しぐれ |
40 | どの子にも涼しく風の吹く日かな |
41 | 月光ほろほろ風鈴に戯れ |
42 | 雨粒のときどき太き野菊かな |
43 | 花衣ぬぐやまつはる紐いろいろ |
44 | おおかみに蛍が一つ付いていた |
45 | 抱き上げし赤子の匂い春の雪 |
46 | 野ばらの莟むしりむしりて青空欲る |
47 | むらさきになりゆく二羽の青鷹 |
48 | 盆踊り鎮守に続く小径急く |
49 | 五十回春来て鏡囲いの朝 |
50 | 鎌倉を驚かしたる余寒あり |
2024年3月19日 17時46分更新(随時更新中)