現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2011年3月の月間キーワードランキング
1 | 海に出て木枯帰るところなし |
2 | 春風や闘志いだきて丘に立つ |
3 | 重ね着の中に女のはだかあり |
4 | 垂れ髪に雪をちりばめ卒業す |
5 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
6 | 降る雪や明治は遠くなりにけり |
7 | 毎年よ彼岸の入りに寒いのは |
8 | 啓蟄や指輪廻せば魔女のごと |
9 | 犬一猫二われら三人被爆せず |
10 | 放射能雨むしろ明るし雜草と雀 |
11 | 万緑の中や吾子の歯生え初むる |
12 | ゆさゆさと大枝ゆるる桜かな |
13 | をりとりてはらりとおもきすすきかな |
14 | 初東風や水平線を船が曳く |
15 | 弥生尽生命保険解約す |
16 | 涸沼や眼をむく地震予知なまず |
17 | 冬蜂の死にどころなく歩きけり |
18 | とどまればあたりにふゆる蜻蛉かな |
19 | トランプの王家悲しげ四月馬鹿 |
20 | 竜天に昇る暁雲輝やかし |
21 | チエルノブイリ夜の菫のその先に |
22 | 青空や花は咲くことのみ思ひ |
23 | いくたびも雪の深さを尋ねけり |
24 | 永き日や欠伸うつして別れ行く |
25 | 若鮎の二手になりて上りけり |
26 | 青蛙おのれもペンキぬりたてか |
27 | 遠山に日の当りたる枯野かな |
28 | たんぽぽのぽぽのあたりが火事ですよ |
29 | 啓蟄や兄の戦艦浮上せず |
30 | 半眼の心に卯波さわさわと |
31 | 再びは生れ来ぬ世か冬銀河 |
32 | 春の蚊よ遠くから呼ばれたような |
33 | ふりむかぬ大勢に射す春の日矢 |
34 | 寒雷やびりりびりりと真夜の玻璃 |
35 | 芋の露連山影を正しうす |
36 | ピストルがプールの硬き面にひびき |
37 | ものの芽に夜は囲まれ格納庫 |
38 | 三月の甘納豆のうふふふふ |
39 | 菫程な小さき人に生れたし |
40 | 人を待つ指ねばねばと新松子 |
41 | 雪残る頂き一つ国境 |
42 | 白梅や天没地没虚空没 |
43 | 残雪やごうごうと吹く松の風 |
44 | 身ほとりに風湧く思ひ更衣 |
45 | 青蛙ぱつちり金の瞼かな |
46 | 痰一斗糸瓜の水も間に合はず |
47 | 地震後の石垣の罅すみれ咲く |
48 | 手庇を何回したり春の山 |
49 | 雪山の冠りみだるる風の星 |
50 | 水墨画展へ阪神震災忌 |
2024年4月18日 19時33分更新(随時更新中)