現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2020年8月19日のデイリーキーワードランキング
1 | 秋鶏が見てゐる陶の卵かな |
2 | 青蛙おのれもペンキぬりたてか |
3 | 奧白根かの世の雪をかがやかす |
4 | 万緑の中や吾子の歯生え初むる |
5 | 軍隊の近づく音や秋風裡 |
6 | あさまらのめでたき春となりにけり |
7 | 葉桜の下帰り来て魚に塩 |
8 | 湖に暑さ去りゆく夕かな |
9 | 親鸞忌夜目にも白き道つづく |
10 | 夕東風や海の船ゐる隅田川 |
11 | 階段のきしみたとへば秋の声 |
12 | 三尺の玻璃戸に嵌まる山ざくら |
13 | 海に出て木枯帰るところなし |
14 | 牡丹百二百三百門一つ |
15 | 算術の少年しのび泣けり夏 |
16 | 露けさの弥撒のをはりはひざまづく |
17 | 雪ふれり生まれぬ先の雪ふれり |
18 | かりがねや並べば低き母の肩 |
19 | ざうざうと竹は夜を鳴る春山家 |
20 | 蝌蚪一つ鼻杭にあて休みをり |
21 | かろき子は月にあづけむ肩車 |
22 | 水櫛の朝さわやかに厨ごと |
23 | 一つ根に離れ浮く葉や春の水 |
24 | 黄金田の方へ曲がりし鼓笛隊 |
25 | あはれ子の夜寒の床の引けばよる |
26 | いくたびも雪の深さを尋ねけり |
27 | 菊人形他郷の空へあくがるる |
28 | へうへうとして水を味はふ |
29 | 祭人降り続くなり汀まで |
30 | 春草に野はまろし白き道を載せ |
31 | 沈黙の池に亀一つ浮き上る |
32 | 秋の暮大魚の骨を海が引く |
33 | 蜻蛉来る高階という軽い軛 |
34 | おそるべき君等の乳房夏来る |
35 | 引退の医師小さくなり夕涼み |
36 | 黄落の道いくまがりみちのくは |
37 | 転生の僧都鹿ケ谷南瓜とは |
38 | 心音は己が命か冬木立つ |
39 | 白息のゆたかに人を恋へりけり |
40 | 春暁や水ほとばしり瓦斯燃ゆる |
41 | 旗のごとなびく冬日をふと見たり |
42 | 向日葵や信長の首切り落とす |
43 | 人はみななにかにはげみ初桜 |
44 | 青梅の最も青き時の旅 |
45 | 働き蟻兵隊蟻日はかんかんと |
46 | 貌うつす十一月の水の張り |
47 | ものの種にぎればいのちひしめける |
48 | 少年ありピカソの青のなかに病む |
49 | この冥き双ひ鳥かな山河かな |
50 | よろこべばしきりに落つる木の実かな |
2024年4月26日 02時41分更新(随時更新中)