現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2011年11月4日のデイリーキーワードランキング
1 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
2 | 生きること一と筋がよし寒椿 |
3 | 秋空を二つに断てり椎大樹 |
4 | 鰯雲人に告ぐべきことならず |
5 | 春浅き水を渉るや鷺一つ |
6 | 立冬のことに草木のかがやける |
7 | 鈍鳥や藁一本を抱き寝して |
8 | 蟷螂は馬車に逃げられし馭者のさま |
9 | 手鞠唄かなしきことをうつくしく |
10 | ゆさゆさと大枝ゆるる桜かな |
11 | をりとりてはらりとおもきすすきかな |
12 | 芋の露連山影を正しうす |
13 | 灰色の象のかたちを見にゆかん |
14 | 白牡丹といふといへども紅ほのか |
15 | 春風や闘志いだきて丘に立つ |
16 | 花衣ぬぐやまつはる紐いろいろ |
17 | 泥鰌浮いて鯰も居るというて沈む |
18 | いわし雲おおいなる瀬をさかのぼる |
19 | 一対か一対一か枯野人 |
20 | 隙間風その数条を熟知せり |
21 | 日の鷹がとぶ骨片となるまで飛ぶ |
22 | 冬の水一枝の影も欺かず |
23 | 吊橋や百歩の宙の秋の風 |
24 | たんぽぽのぽぽのあたりが火事ですよ |
25 | 金剛の露ひとつぶや石の上 |
26 | 土手を外れ枯野の犬となりゆけり |
27 | 冬蜂の死にどころなく歩きけり |
28 | コスモスの花あそびをる虚空かな |
29 | 初暦知らぬ月日は美しく |
30 | 酒場の木椅子に鳥めくわれら黄葉期 |
31 | 春や昔十五万石の城下哉 |
32 | 降る雪や明治は遠くなりにけり |
33 | 山眠るつらなることをよしとして |
34 | 手をつなぐため薄氷を壊すかな |
35 | 蔓踏んで一山の露動きけり |
36 | 向日葵の空かがやけり波の群 |
37 | ポストまで歩けば二分走れば春 |
38 | 桐一葉日当りながら落ちにけり |
39 | 桜貝大和島根のあるかぎり |
40 | 揚羽より速し吉野の女学生 |
41 | 蕗の葉を傾けし風一里塚 |
42 | 金亀子擲つ闇の深さかな |
43 | ものの種にぎればいのちひしめける |
44 | 咳の子のなぞなぞあそびきりもなや |
45 | 白菜のみな尻向けて積まれたる |
46 | つつがなく目鼻耳口文化の日 |
47 | くろがねの秋の風鈴鳴りにけり |
48 | 糸瓜咲て痰のつまりし仏かな |
49 | 枯園に向ひて硬きカラア嵌む |
50 | ふるさとの井戸のくらがり藤散りこむ |
2024年9月25日 16時34分更新(随時更新中)