現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2008年12月14日のデイリーキーワードランキング
1 | 三千の俳句を閲し柿二つ |
2 | お涅槃のくすぐりっこの少女たち |
3 | 忘年や身ほとりのものすべて塵 |
4 | 子を殴ちしながき一瞬天の蝉 |
5 | 空蝉に真昼の海が残っている |
6 | あるけばかつこういそげばかつこう |
7 | 骨もまた疲れて眠る龍の玉 |
8 | たまねぎのたましひいろにむかれたり |
9 | 流れ行く大根の葉の早さかな |
10 | しぐれふるみちのくに大き仏あり |
11 | ちぎり捨てあり山吹の花と葉と |
12 | 水仙に闇夜の芯が触れにくる |
13 | 年とつて優しくなりぬ龍の玉 |
14 | たとふれば独楽のはじける如くなり |
15 | しんしんと肺碧きまで海の旅 |
16 | 浴衣着て少女の乳房高からず |
17 | 玉葱の輪の抜けざまの夫婦かな |
18 | 明日はまた明日の日程夕蛙 |
19 | 海に出て木枯帰るところなし |
20 | あかねさす近江の国の飾臼 |
21 | 曳かれる牛が辻でずつと見廻した秋空だ |
22 | 桃の雨人形まぶた閉じて鳴く |
23 | 初氷日はこはごはと空わたる |
24 | 木瓜咲くや漱石拙を守るべく |
25 | 雪形の睫が動く五円玉 |
26 | 娼窟に繩とびの繩ちらちらす |
27 | ものの種にぎればいのちひしめける |
28 | 隠岐やいま木の芽をかこむ怒濤かな |
29 | 引いてやる子の手のぬくき朧かな |
30 | 田に水が入り千枚の水鏡 |
31 | 赫き阿蘇の裾の車窓に氷菓とかす |
32 | ぼうたんの百のゆるるは湯のやうに |
33 | 海上を驟雨きらきら玉椿 |
34 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
35 | おにはにはにはにはとりがゐるはるは |
36 | 炎天の遠き帆やわがこころの帆 |
37 | 水仙や眼は愛にして濡れるなり |
38 | 果樹園がシヤツ一枚の俺の孤島 |
39 | 別のこと考へてゐる遠花火 |
40 | 人体冷えて東北白い花盛り |
41 | 娘とは嫁して他人よ更衣 |
42 | 男根担ぎ仏壇峠越えにけり |
43 | 色々の人々のうちにきえてゆくわたくし |
44 | さいはての句碑に掛け置く春ショール |
45 | 郭公や道はつらぬく野と雲を |
46 | 鴨を煮て素顔の口に運ぶなり |
47 | 旅次にして海獣のさびしさのサーフィン |
48 | 鮟鱇の骨まで凍てぶちきらる |
49 | 泣きじゃくる魂ひとつ春夕べ |
50 | 空梅雨の夕凪ぐ魚家の竃火かな |
2024年9月19日 21時45分更新(随時更新中)