現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2012年2月4日のデイリーキーワードランキング
1 | 嵯峨野路の竹さわさわと春立ちぬ |
2 | 節分のはばかりながら 地声だよ |
3 | 降る雪や明治は遠くなりにけり |
4 | 飼ひ猫の夜遊び自在春立ちぬ |
5 | おそるべき君等の乳房夏来る |
6 | 満開の森の陰部の鰓呼吸 |
7 | 雨の中に立春大吉の光あり |
8 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
9 | うつくしき眼と会ふ次の雷待つ間 |
10 | さざ波は立春の譜をひろげたり |
11 | 樹氷林男追うには呼吸足りぬ |
12 | 樹を敲く鳥のリズムに寒明ける |
13 | 外にも出よ触るるばかりに春の月 |
14 | 逢ひに来しいもうとなるか雪ぼたる |
15 | ふりむかぬ大勢に射す春の日矢 |
16 | 折鶴の彩のよろしき春愁 |
17 | メビウスの帶をたどれば蜷の道 |
18 | 春風や闘志いだきて丘に立つ |
19 | とつぷりと後ろ暮れゐし焚火かな |
20 | 黒き蝶ゴッホの耳を殺ぎにくる |
21 | まっすぐに伸びたい杉が雪弾く |
22 | 啓蟄や兄の戦艦浮上せず |
23 | 開戦日耳を塞いで口開ける |
24 | 七夕や髪ぬれしまま人に逢ふ |
25 | 未来より滝を吹き割る風来る |
26 | 残雪やごうごうと吹く松の風 |
27 | 金剛の露ひとつぶや石の上 |
28 | 君たちの恋句ばかりの夜の萩 |
29 | 春の土荒れて筋ひく竹箒 |
30 | ものの種にぎればいのちひしめける |
31 | 初春の旅の切符はももいろに |
32 | 咳の子のなぞなぞあそびきりもなや |
33 | 水枕ガバリと寒い海がある |
34 | いくたびも雪の深さを尋ねけり |
35 | 冬に入る馬の尾さばき音もなし |
36 | 今日よりは春のとさかを振り歩く |
37 | 白梅や老子無心の旅に住む |
38 | 炎天の遠き帆やわがこころの帆 |
39 | 嫂をさそい椿にしてしまう |
40 | 大初日一人ひとりが受けて佇つ |
41 | 竜の玉俳句は降りてこなかった |
42 | 俳句思う以外は死者かわれすでに |
43 | 老人が動いて春の土光る |
44 | 赤い椿白い椿と落ちにけり |
45 | 三寒四温夜は尚更よ碁石を置く |
46 | 大和よりヨモツヒラサカスミレサク |
47 | 春浅しひそやかに来る齢の坂 |
48 | あはれこの瓦礫の都 冬の虹 |
49 | 雀らも海かけて飛べ吹流し |
50 | おかあさんどいてと君子蘭通る |
2024年9月24日 23時16分更新(随時更新中)