現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2017年11月3日のデイリーキーワードランキング
1 | 枯葉踏む不協和音を聞きながら |
2 | 学問のさびしさに堪へ炭をつぐ |
3 | 水枕ガバリと寒い海がある |
4 | 枯れゆけばおのれ光りぬ枯木みな |
5 | 行く我にとどまる汝に秋二つ |
6 | 水洟や鼻の先だけ暮れ残る |
7 | 秋空を二つに断てり椎大樹 |
8 | 小春日や石を噛み居る赤蜻蛉 |
9 | 立山は青し梢の囮籠 |
10 | 若わかしい不安ポケットに鳥の縫取り |
11 | 流れ行く大根の葉の早さかな |
12 | くろがねの秋の風鈴鳴りにけり |
13 | 母と寝る一夜豊かに虫の声 |
14 | 鰯雲人に告ぐべきことならず |
15 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
16 | 金粉をこぼして火蛾やすさまじき |
17 | 野に出ればひとみなやさし桃の花 |
18 | 凩や海に夕日を吹き落す |
19 | 秋の航一大紺円盤の中 |
20 | 古池や蛙飛びこむ水の音 |
21 | 病む六人一寒燈を消すとき来 |
22 | 残菊といふ残菊とおもはねど |
23 | よろこべばしきりに落つる木の実かな |
24 | 蝉時雨子は担送車に追ひつけず |
25 | 大和よりヨモツヒラサカスミレサク |
26 | 春雷や胸の上なる夜の厚み |
27 | こほろぎのこの一徹の貌を見よ |
28 | せきをしてもひとり |
29 | 青蛙おのれもペンキぬりたてか |
30 | ほつほつと白秋館の蟬の穴 |
31 | 海鼠切りもとの形に寄せてある |
32 | 熱燗の夫にも捨てし夢あらむ |
33 | 自衛隊太りはじめし軒氷柱 |
34 | 金魚大鱗夕焼の空の如きあり |
35 | 紺碧の空全開に流氷来 |
36 | 親よりも白き羊や今朝の秋 |
37 | 真弓の実その他心を開くもの |
38 | 菫程な小さき人に生れたし |
39 | 子規逝くや十七日の月明に |
40 | 春風のかたちが見えた曲がり角 |
41 | 春時雨一行の詩はどこで絶つか |
42 | 白牡丹といふといへども紅ほのか |
43 | 愛されることのみ覚え薄紅葉 |
44 | 丹澤や曼珠沙華から暮れなずむ |
45 | 岳樺の骨知床の冬はじめ |
46 | 麺麭屋まで二百歩 銀河へは七歩 |
47 | 篁に一水まぎる秋燕 |
48 | 食虫植物垂れ 温室のこわい秋 |
49 | 芋の露連山影を正しうす |
50 | 秋暑く重機が家を銜えいて |
2025年8月27日 09時18分更新(随時更新中)