現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2020年4月29日のデイリーキーワードランキング
1 | 我庭の良夜の薄湧く如し |
2 | あはれ子の夜寒の床の引けばよる |
3 | あたたかや鯉口あけて声なさず |
4 | 父母を置いて柱になりし子等 |
5 | 時計屋の時計春の夜どれがほんと |
6 | 門とぢて良夜の石と我は居り |
7 | ゆで玉子むけばかがやく花曇 |
8 | のどけさに寝てしまひけり草の上 |
9 | 母の日のてのひらの味塩むすび |
10 | 卒業の兄と来てゐる堤かな |
11 | 滝落ちて群青世界とどろけり |
12 | 水の輪が重なり合って温みだす |
13 | 恋ふたつ レモンはうまく切れません |
14 | 土砂降の夜の梁の燕かな |
15 | いつまでも結論出ない春耕す |
16 | ぬくめ酒をとこ眉より蕩けゆく |
17 | 死*神と別れ風船虫とゐる |
18 | 水母より西へ行かむと思ひしのみ |
19 | 素足にてのけふをたしかむる |
20 | 愛なんかいらない青が似合うから |
21 | 恍惚の直後の手足雪降れり |
22 | 愛と同量の飢え暗澹と開渠を下る |
23 | 牡丹百二百三百門一つ |
24 | 天蓋の下は天竺亀が鳴く |
25 | 風を見るきれいな合図ぶらさげて |
26 | 逃水にさつと黒潮すつと鮫 |
27 | 万葉の風立つ蓬摘みにけり |
28 | バスを待ち大路の春をうたがはず |
29 | ああ言へばかう言ふ年の又明くる |
30 | おそるべき君等の乳房夏来る |
31 | パンドラの箱転がして曼珠沙華 |
32 | 咲き満ちてこぼるる花もなかりけり |
33 | 降る雪を仰げば昇天する如し |
34 | 背を正すこともなくなり寒椿 |
35 | 望郷や銀座の雪に転びたる |
36 | いつよりか薄く重たし春の月 |
37 | 青空や花は咲くことのみ思ひ |
38 | ああ大和にし白きさくらの寝屋に咲きちる |
39 | ああ小春我等涎し涙して |
40 | 囀をこぼさじと抱く大樹かな |
41 | すぐ帰る若き賀客を惜しみけり |
42 | ひしめいて育ちざかりや犬ふぐり |
43 | 倖せはぶらりそんな初夏の午後 |
44 | をさなけく母となりゆく瞳のくもり |
45 | 哀愁の街に芽を吹く泥柳 |
46 | 梟や机の下も風棲める |
47 | 雀らも海かけて飛べ吹流し |
48 | 利き腕の左太くて日焼せる |
49 | 嗚呼神様オリンピックの冬の陣 |
50 | 古茶新茶語らふ人も無きままに |
2024年4月19日 21時36分更新(随時更新中)