現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2022年2月4日のデイリーキーワードランキング
1 | 闘鶏の眼つぶれて飼はれけり |
2 | 梅二月ひかりは風とともにあり |
3 | あさまらのめでたき春となりにけり |
4 | 夜桜やひとつ筵に恋敵 |
5 | 烏賊船の夜を待ちたる岬かな |
6 | 渡り鳥みるみるわれの小さくなり |
7 | わが山河いまひたすらに枯れゆくか |
8 | ものの種にぎればいのちひしめける |
9 | 方丈の大庇より春の蝶 |
10 | この道しかない春の雪ふる |
11 | 広場に裂けた木 塩のまわりに塩軋み |
12 | 鍬打つて涼しき土となりにけり |
13 | 一日もの云はず蝶の影さす |
14 | お代りの飯も大盛り猟名残 |
15 | 合格子ひとりになれば大股に |
16 | 喫泉に口あまやかす雪のなか |
17 | 太鼓打つ少年足から陽炎えり |
18 | 百枚の鏡が病めりおがたま咲く |
19 | 古池や蛙飛びこむ水の音 |
20 | 苗代の水張りきつて波もなく |
21 | 花散るや耳ふって馬おとなしき |
22 | 大雷雨鬱王と合ふあさの夢 |
23 | 行乞の笠過ぐ時雨沈下橋 |
24 | 泥鰌浮いて鯰も居るというて沈む |
25 | 急流のはじきだしたる紅椿 |
26 | 菫程な小さき人に生れたし |
27 | 野は二月乳房もつとも晴れわたり |
28 | 奧白根かの世の雪をかがやかす |
29 | 月光ほろほろ風鈴に戯れ |
30 | 丸餅や冷たくされて拝まれる |
31 | 重ね着の中に女のはだかあり |
32 | さざ波は立春の譜をひろげたり |
33 | 向日葵の大声でたつ枯れて尚 |
34 | 月が冷い音落とした |
35 | うつぶせにねるくせつきし晝寐かな |
36 | 萩明り師のふところにゐるごとし |
37 | 雨の中に立春大吉の光あり |
38 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
39 | 陽の果にうしほ顫へて松毟鳥 |
40 | 螢袋水子に灯あれかしと |
41 | 水洟や鼻の先だけ暮れ残る |
42 | ほら吹きがたっぷりおろす夏大根 |
43 | かぜ、 子らに火をつけてたばこ一本 |
44 | 立春の鳶しばし在り殿づくり |
45 | 俳人も小粒になりぬわらび餅 |
46 | あきかぜの明日は豆の葉を吹かん |
47 | 霧氷の嶺あしたのひかりかがよえる |
48 | 立春やパン屑に鳩呼びよせて |
49 | 胸ぬちに棲む人のあり遠花火 |
50 | 弑逆あり流れゆく黄裳緑衣 |
2024年4月27日 04時55分更新(随時更新中)