現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2018年8月26日のデイリーキーワードランキング
1 | せきをしてもひとり |
2 | あをあをと空を残して蝶分れ |
3 | 枯れゆけばおのれ光りぬ枯木みな |
4 | 万緑の中や吾子の歯生え初むる |
5 | 鯖街道血のしたたりを塩にして |
6 | 糸瓜咲て痰のつまりし仏かな |
7 | 青簾吊りたる闇に収まれり |
8 | 豊年やあまごに朱の走りたる |
9 | 赤い椿白い椿と落ちにけり |
10 | 苺ジャム男子はこれを食ふ可らず |
11 | 一人居は旅の気易さ枯野光 |
12 | 六月の氷菓一盞の別れかな |
13 | けふの月馬も夜道を好みけり |
14 | 夜寒児や月になきつつ長尿り |
15 | 山桜雪嶺天に声もなし |
16 | シクラメン花の裳をかゝげ初む |
17 | 鶏頭の十四五本もありぬべし |
18 | 弾っ放して誰そ我がピアノ夏埃 |
19 | 鶯と語らいてゆく試歩の径 |
20 | 浴衣着て少女の乳房高からず |
21 | 露の戸を敲く風あり草木染 |
22 | 去年の鶴去年のところに凍てにけり |
23 | 古池や蛙飛びこむ水の音 |
24 | 金剛の露ひとつぶや石の上 |
25 | 浴衣着て存分浸る旅心 |
26 | 暗闇の眼玉濡らさず泳ぐなり |
27 | 牡丹百二百三百門一つ |
28 | 颱風の去にし夜よりの大銀河 |
29 | わつと夏野がありて大仏殿ありぬ |
30 | 鮎かかり来しよろこびを押しかくす |
31 | ポケットに春を匿っている筈だ |
32 | 残響のチェロにふさわし冬林檎 |
33 | 炎天をひた行く場なかりしか |
34 | 沼はぎらぎら夫人とわれの性欲に |
35 | 春雷を背に疾走す野生馬 |
36 | 村の灯のこぼれて深し虫の闇 |
37 | 鶯にだまされてゆく浄土かな |
38 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
39 | 鯖の斑に若狭の秋を思ひけり |
40 | 遊女屋の使はぬ部屋の秋の暮 |
41 | 門前に名水ありぬ新豆腐 |
42 | 鈴の音の聞こえてきたり秋ひと日 |
43 | 水枕ガバリと寒い海がある |
44 | 朝はじまる海へ突込む鴎の死 |
45 | 浴衣の子家の中でも下駄履いて |
46 | 少しずつピアノが腐爛春の家 |
47 | かはほりのわれを往き来すわれは誰そ |
48 | 夕立のはじめの一滴火の匂い |
49 | 悲しさの極みに誰か枯木折る |
50 | 雲の峰いくつ崩れて月の山 |
2024年4月20日 05時26分更新(随時更新中)