現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2011年11月6日のデイリーキーワードランキング
1 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
2 | 糸瓜咲て痰のつまりし仏かな |
3 | てふてふうらうら天へ昇るか |
4 | 立冬のことに草木のかがやける |
5 | 秋風や水に落ちたる空のいろ |
6 | 春風や闘志いだきて丘に立つ |
7 | かりかりと蟷螂蜂の皃を食む |
8 | 降る雪や明治は遠くなりにけり |
9 | 今日からは余生傘寿の温め酒 |
10 | 白牡丹といふといへども紅ほのか |
11 | 咳の子のなぞなぞあそびきりもなや |
12 | 立冬や鉄路の継目ごとに音 |
13 | 花衣ぬぐやまつはる紐いろいろ |
14 | この樹登らば鬼女となるべし夕紅葉 |
15 | ふりむかぬ大勢に射す春の日矢 |
16 | 冬蜂の死にどころなく歩きけり |
17 | 一葉の心の秘密秋惜しむ |
18 | せつせつと眼まで濡らして髪洗ふ |
19 | 万緑の中や吾子の歯生え初むる |
20 | 葡萄食ふ一語一語の如くにて |
21 | 六道のどの道をいま春の泥 |
22 | 草分けて用たすひとり里神楽 |
23 | 曳かれる牛が辻でずつと見廻した秋空だ |
24 | 鰯雲人に告ぐべきことならず |
25 | 桐一葉日当りながら落ちにけり |
26 | 地続きに落日もあり韮雑炊 |
27 | 芋の露連山影を正しうす |
28 | 谺して山ほととぎすほしいまゝ |
29 | 牡丹百二百三百門一つ |
30 | 鳥わたるこきこきこきと罐切れば |
31 | 言霊の抜け殻ばかり敗戦忌 |
32 | 長電話場所を移して冬ぬくし |
33 | 寝返りを打つて闇見る我鬼忌かな |
34 | 野の傷を舌でいたわる修司の忌 |
35 | 灰色の象のかたちを見にゆかん |
36 | 寒鯉はしづかなるかな鰭を垂れ |
37 | 干し柿にうっすら積もる疲労感 |
38 | 水枕ガバリと寒い海がある |
39 | 小春日や石を噛み居る赤蜻蛉 |
40 | 陰謀の場を煌々と菊人形 |
41 | をりとりてはらりとおもきすすきかな |
42 | 初暦知らぬ月日は美しく |
43 | 白菊に起ち居しづかな日を重ね |
44 | 立冬や足許にきて動く波 |
45 | ななかまど白馬の霧に色づけり |
46 | 蓮根掘る観音さまの雲に乗り |
47 | 頂上や殊に野菊の吹かれ居り |
48 | ゆで玉子むけばかがやく花曇 |
49 | 生きること一と筋がよし寒椿 |
50 | いわし雲おおいなる瀬をさかのぼる |
2024年9月20日 09時18分更新(随時更新中)