現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2020年7月8日のデイリーキーワードランキング
1 | 浴衣着て少女の乳房高からず |
2 | 階段を突き落されて虹となる |
3 | 滝落ちて群青世界とどろけり |
4 | たんぽぽや日はいつまでも大空に |
5 | 萬緑を顧みるべし山毛欅峠 |
6 | 桜散るあなたも河馬になりなさい |
7 | バスを待ち大路の春をうたがはず |
8 | 入れものが無い両手で受ける |
9 | おそるべき君等の乳房夏来る |
10 | 赤い椿白い椿と落ちにけり |
11 | 万緑の中や吾子の歯生え初むる |
12 | やり羽子や油のやうな京言葉 |
13 | 雲の峰いくつ崩れて月の山 |
14 | 枯れゆけばおのれ光りぬ枯木みな |
15 | 丘の上に李あり愛の日の君も |
16 | 膝空けばすぐに乗る猫雪の夜 |
17 | 遠嶺より日あたつてくる鴨の水 |
18 | 残雪やごうごうと吹く松の風 |
19 | 咳の子のなぞなぞあそびきりもなや |
20 | 光堂かの森にあり銀夕立 |
21 | 夕立が洗つていつた茄子をもぐ |
22 | 囀をこぼさじと抱く大樹かな |
23 | 歳時記は疲れています花は葉に |
24 | いなびかり北よりすれば北を見る |
25 | 次の間にときどき滝をかけておく |
26 | 別るるや夢一筋の天の川 |
27 | しんしんと肺碧きまで海の旅 |
28 | 海くれて鴨のこゑほのかに白し |
29 | 牡丹百二百三百門一つ |
30 | 青蛙おのれもペンキぬりたてか |
31 | 倒木のなほ光れるは芽ぶくなり |
32 | 天体やゆうべ毛深きももすもも |
33 | せきをしてもひとり |
34 | しんしんと雪降る空に鳶の笛 |
35 | 花冷えのピアノ半音ずつ上がる |
36 | とつぷりと後ろ暮れゐし焚火かな |
37 | 星空へ店より林檎あふれをり |
38 | チンドン屋枯野といへど足をどる |
39 | 今生は病む生なりき烏頭 |
40 | 一代の咎あれば言へ沙羅の花 |
41 | 秋灯や夫婦互に無き如く |
42 | 一望に枯草の曳く光りかな |
43 | 一つ根に離れ浮く葉や春の水 |
44 | 亡き父と鳰の浮巣を尋ねたり |
45 | なあ友よこの世だつて存外寒い |
46 | いくたびも雪の深さを尋ねけり |
47 | 鶲来て空の銀紙鳴らしけり |
48 | 月光ほろほろ風鈴に戯れ |
49 | 水の地球すこしはなれて春の月 |
50 | 夕暮の花菜畑の淨土めく |
2025年8月31日 01時07分更新(随時更新中)