現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2010年8月22日のデイリーキーワードランキング
1 | わがいのち菊にむかひてしづかなる |
2 | 風鈴の空は荒星ばかりかな |
3 | ヘヤピンの沈む防火用水走り梅雨 |
4 | 黒猫の子のぞろぞろと月夜かな |
5 | ゆで玉子むけばかがやく花曇 |
6 | 八月や六日九日十五日 |
7 | 炎天を槍のごとくに涼気すぐ |
8 | 相逢うて飯食う疲れ遠花火 |
9 | 小春日や隣家の犬の名はピカソ |
10 | 重ね着の中に女のはだかあり |
11 | 門を出てわれら花見に死ににゆく |
12 | 門とぢて良夜の石と我は居り |
13 | 魚干す裏道に来て*葛の花 |
14 | 沼の辺に紅葉かつ散る陸士卒 |
15 | 老人と子供と多し秋祭 |
16 | 雀らも海かけて飛べ吹流し |
17 | 金亀子 擲つ闇の 深さかな |
18 | 遠浅の今も昔も入道雲 |
19 | 百日紅身めぐる血潮たかまりぬ |
20 | ある夜月に富士大形の寒さかな |
21 | 元号の煮つまる匂い葛の花 |
22 | 小春日や鳩は首から歩きだす |
23 | 音すべて大樹に吸はれ処暑の宮 |
24 | たとへなきへだたりに鹿夏に入る |
25 | やり羽子や油のやうな京言葉 |
26 | この町の子供減りたる地蔵盆 |
27 | 腰低き男踊りや風の盆 |
28 | お数珠袋にどんぐり一つ忌を修す |
29 | 吉野川火の帯となる夕焼かな |
30 | しぐるるや駅に西口東口 |
31 | 歳時記と二十世紀を見渡しぬ |
32 | 利根川の古きみなとの蓮かな |
33 | 相撲乗せし便船のなど時化となり |
34 | 春や昔十五万石の城下哉 |
35 | 荒海の秋刀魚を焼けば火も荒らぶ |
36 | ドロップの匂うくちづけ赤のまま |
37 | 帰省子の集りやすし大厨 |
38 | 兎がはこぶわが名草の名きれいなり |
39 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
40 | 農学部流星の馬梅雨に病む |
41 | 秋風や唐紅の咽喉仏 |
42 | 春の日やあの世この世と馬車を駆り |
43 | 冬海のかなた日当たる八束郡 |
44 | 曾孫男子さわやかに四肢踊らせり |
45 | 寒雷やびりりびりりと真夜の玻璃 |
46 | 満月の照りまさりつつ花の上 |
47 | カンナ咲く遥かな海を照らしつつ |
48 | 春風や闘志いだきて丘に立つ |
49 | 白露や死んでゆく日も帯締めて |
50 | ある家から鈴虫道は流れたり |
2025年8月29日 03時30分更新(随時更新中)