現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2018年8月29日のデイリーキーワードランキング
1 | どこまでが花どこからが花の闇 |
2 | 赤い椿白い椿と落ちにけり |
3 | 万緑の中や吾子の歯生え初むる |
4 | バスを待ち大路の春をうたがはず |
5 | 牡丹百二百三百門一つ |
6 | せきをしてもひとり |
7 | 金剛の露ひとつぶや石の上 |
8 | どの子にも涼しく風の吹く日かな |
9 | さはさはと夏来るらし雨も又 |
10 | 銀行員等朝より蛍光す烏賊のごとく |
11 | 子規庵の乾び糸瓜の涙跡 |
12 | 奈良町の昼の閑かさ桐の花 |
13 | 絶えず人いこふ夏野の石一つ |
14 | 鶏頭の十四五本もありぬべし |
15 | 桐一葉日当りながら落ちにけり |
16 | ところてん煙のごとく沈みをり |
17 | 春宵や駅の時計の五分経ち |
18 | 遠泳や高波越ゆる一の列 |
19 | 鳥わたるこきこきこきと罐切れば |
20 | 芋の露連山影を正しうす |
21 | 風鈴のひとり言きく 夕茜 |
22 | 日と月のごとく二輪の寒椿 |
23 | 学問のさびしさに堪へ炭をつぐ |
24 | 蔓踏んで一山の露動きけり |
25 | のどけさに寝てしまひけり草の上 |
26 | 明日ありやあり外套のボロちぎる |
27 | わだつみに物の命のくらげかな |
28 | 秋立つや川瀬にまじる風の音 |
29 | 梅雨夕焼だんだん怖き童唄 |
30 | みくじ読む憂ひ顔ある初写真 |
31 | 千の手の一つを真似る月明かり |
32 | 波状岩赤い車は一人よがり |
33 | 天上も淋しからんに燕子花 |
34 | 干しておく蝙蝠傘の下をおもふ |
35 | さえざえと雪後の天の怒濤かな |
36 | 死病得て爪うつくしき火桶かな |
37 | 古池や蛙飛びこむ水の音 |
38 | 青梅が闇にびつしり泣く嬰児 |
39 | 冬菊のまとふはおのがひかりのみ |
40 | ままごとの飯もおさいも土筆かな |
41 | 燕の子日本の空を信じをり |
42 | 不死鳥の言葉が似合うひばりの忌 |
43 | 暁の蜩不義理が三つ四つほど |
44 | チチポポと鼓打たうよ花月夜 |
45 | 伝来の一子相伝福茶喫む |
46 | 夫ならぬひとによりそふ青嵐 |
47 | 蝶墜ちて大音響の結氷期 |
48 | 宇治川をわたりおほせし胡蝶かな |
49 | 夕顔に遅れて灯る山家かな |
50 | コンサート人は薄に似たるかな |
2025年8月28日 11時58分更新(随時更新中)