現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2010年4月6日のデイリーキーワードランキング
1 | 春風や闘志いだきて丘に立つ |
2 | 秋の航一大紺円盤の中 |
3 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
4 | ゆきふるといひしばかりの人しづか |
5 | 先生やいま春塵に巻かれつつ |
6 | 田を植ゑるしづかな音へ出でにけり |
7 | 夜桜やうらわかき月本郷に |
8 | さくら咲くことを忘れて日が沈む |
9 | おそるべき君等の乳房夏来る |
10 | トランプの王家悲しげ四月馬鹿 |
11 | さらしくじら人類すでに黄昏て |
12 | 鶏頭の十四五本もありぬべし |
13 | 老人は大虎杖を笑ひけり |
14 | 曼珠沙華あつけらかんと道の端 |
15 | 炎天の遠き帆やわがこころの帆 |
16 | 花冷の闇にあらはれ篝守 |
17 | 木がらしや目刺にのこる海の色 |
18 | 高嶺星蚕飼の村は寝しづまり |
19 | さきみちてさくらあをざめゐたるかな |
20 | 耳朶の傷見ゆるは哀し桜桃忌 |
21 | 良寛と遊んでしまふ雪をんな |
22 | あきらかに蟻怒り噛むわが足を |
23 | 病む母の薄眼に満ちて花万朶 |
24 | 絶えず人いこふ夏野の石一つ |
25 | ちんぽこもおそそも湧いてあふるる湯 |
26 | どうしようもないわたしが歩いてゐる |
27 | 残雪やごうごうと吹く松の風 |
28 | 啄木鳥や落葉をいそぐ牧の木々 |
29 | しんしんと雪降る空に鳶の笛 |
30 | 晩秋の唇涸き蝶といる |
31 | 蛇口の構造に関する論考蛭泳ぐ |
32 | あんぱんの葡萄の臍や春惜しむ |
33 | 降る雪や明治は遠くなりにけり |
34 | 冷酒澄みコツプにきざす夕茜 |
35 | 起し絵の男をころす女かな |
36 | あえかなる薔薇撰りをれば春の雷 |
37 | 遠浅の水清ければ桜貝 |
38 | 重ね着の中に女のはだかあり |
39 | さむきわが影とゆき逢ふ街の角 |
40 | 親子笑えり一心に切る紙キリスト |
41 | 顔しろく現代暮れる秋の山 |
42 | 星涼し川一面に突刺さり |
43 | 肉体やとりとめもなく青葉して |
44 | 寒鯉や見られてしまい発狂す |
45 | 炎昼のきはみの櫛を洗ひけり |
46 | 枯草の大孤独居士ここに居る |
47 | 萩餅や位牌のお尻撫でながら |
48 | 行く春ややぶれかぶれの迎酒 |
49 | 全集の濃き藍色や草城忌 |
50 | 老の掌をひらけばありし木の実かな |
2024年9月22日 22時08分更新(随時更新中)