現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2024年3月5日のデイリーキーワードランキング
1 | まづ紙と息合はせけり筆始 |
2 | 三千の俳句を閲し柿二つ |
3 | 歳月は雛のうしろに置いてある |
4 | 高嶺星蚕飼の村は寝しづまり |
5 | 土塊を一つ動かし物芽出づ |
6 | 花散るや耳ふって馬おとなしき |
7 | 山又山山桜又山桜 |
8 | 運命は笑ひ待ちをり卒業す |
9 | 翅ひらく揚羽濁世の翳もたず |
10 | 老松に一笛ひびく能始 |
11 | 来しかたや馬酔木咲く野の日のひかり |
12 | ラガー等のそのかちうたのみじかけれ |
13 | 風花の通りし北の空の青 |
14 | 山国の蝶を荒しと思はずや |
15 | リズミカル見せる大地の寒雀 |
16 | 春燈の下に我あり汝あり |
17 | つちふるやつり革で読む三国志 |
18 | 初日さす松はむさし野にのこる松 |
19 | 雨粒のときどき太き野菊かな |
20 | 梟や一枚羽織り尿に起つ |
21 | 催花雨や空き家に人の出入りして |
22 | 海に出て木枯帰るところなし |
23 | 校門の陰に春暮の卵佇つ |
24 | 玫瑰や今も沖には未来あり |
25 | 大寒の埃の如く人死ぬる |
26 | 花頭窓隔てて秋の水落つる |
27 | 菫程な小さき人に生れたし |
28 | 流れたる花屋の水の氷りけり |
29 | 春風や闘志いだきて丘に立つ |
30 | うたかたの夢の名残や春の雪 |
31 | 大榾をかへせば裏は一面火 |
32 | 鞦韆や春の山彦ほしいまま |
33 | セーラー服が帳場にかかり鮎の宿 |
34 | 秋の川日輪すこし揺れてをり |
35 | 蝉時雨子は担送車に追ひつけず |
36 | 木の根明く胎児はなにを見てをるや |
37 | 序列からもう外れたる雪だるま |
38 | 天平のをとめぞ立てる雛かな |
39 | 紫は水に映らず花菖蒲 |
40 | 白菜の荷をおろしゐる法隆寺 |
41 | 海くれて鴨のこゑほのかに白し |
42 | 吾子と寝て丈半分の温みかな |
43 | わが背丈以上は空や初雲雀 |
44 | 山彦になれと土筆を煮てをりぬ |
45 | 鎌倉を驚かしたる余寒あり |
46 | 霜夜更け佳境に入りぬ大宇宙 |
47 | 昭和衰へ馬の音する夕かな |
48 | 木の葉ふりやまずいそぐないそぐなよ |
49 | 鷹のつらきびしく老いて哀れなり |
50 | 青年は真水の匂ひ夏兆す |
2024年9月22日 02時46分更新(随時更新中)