現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2019年8月11日のデイリーキーワードランキング
1 | 八月や六日九日十五日 |
2 | 父の忌にあやめの橋をわたりけり |
3 | 田植えすみ大海原のあらわるる |
4 | 蛇の衣わたしが夢をみていたころ |
5 | つきぬけて天上の紺曼珠沙華 |
6 | スケートの紐むすぶ間も逸りつつ |
7 | 八月は食器を買ふにふさはしき |
8 | 寒雷やびりりびりりと真夜の玻璃 |
9 | 蛇の舌まずは味方を殺すなり |
10 | 蛇の腹纏きつきて家野となりぬ |
11 | 芋の露連山影を正しうす |
12 | 文机は経机かな西行忌 |
13 | 老斑の輝いてあり里神楽 |
14 | 原爆許すまじ蟹かつかつと瓦礫あゆむ |
15 | ちるさくら海あをければ海へちる |
16 | へうへうとして水を味はふ |
17 | 秋暑し鋼びかりの山の墓 |
18 | 咳の子のなぞなぞあそびきりもなや |
19 | 若鮎の二手になりて上りけり |
20 | 滝落ちて群青世界とどろけり |
21 | 一日を悔いなく生きて紅芙蓉 |
22 | 乳母車夏の怒涛によこむきに |
23 | 戦争と畳の上の団扇かな |
24 | 秋天にわれがぐんぐんぐんぐんと |
25 | 鮟鱇の骨まで凍ててぶちきらる |
26 | いまは床屋となりたる友の落葉の詩 |
27 | 死なば秋露の干ぬ間ぞおもしろき |
28 | 初冬のをんなの耳は涙壺 |
29 | 落鷹のこゑ諾へり暁の闇 |
30 | やり羽子や油のやうな京言葉 |
31 | 吾亦紅あの稜線が父母の国 |
32 | 天井に日の斑ゆらめく針供養 |
33 | 春のくれ夫なき家に帰りくる |
34 | なれゆゑにこの世よかりし盆の花 |
35 | 八朔や今日あきらかに風に色 |
36 | やつぱり一人はさみしい枯草 |
37 | どこからが人の領分遠郭公 |
38 | 風が火を火が風を呼ぶお山焼 |
39 | 檻の鷲寂しくなれば羽搏つかも |
40 | がんばるわなんて言うなよ草の花 |
41 | 混沌の夜の底ぢから佞武多引く |
42 | 鳥羽殿へ五六騎いそぐ野分哉 |
43 | 生きるの大好き冬のはじめが春に似て |
44 | 横町の太鼓ばやしや竿灯祭 |
45 | 倖せはぶらりそんな初夏の午後 |
46 | 見送れるテールランプに火取虫 |
47 | 雀らも海かけて飛べ吹流し |
48 | 古草へ踏み出す河馬の雫かな |
49 | 南国に死して御恩のみなみかぜ |
50 | 初凪や魁夷の青を溜めてをり |
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2024年9月25日 09時05分更新(随時更新中)