現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2009年5月22日のデイリーキーワードランキング
1 | 寒雷やびりりびりりと真夜の玻璃 |
2 | いくたびも雪の深さを尋ねけり |
3 | 青蛙おのれもペンキぬりたてか |
4 | 万緑の中や吾子の歯生え初むる |
5 | あたたかな雨が降るなり枯葎 |
6 | 春浅き水を渉るや鷺一つ |
7 | 芋の露連山影を正しうす |
8 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
9 | 流れ行く大根の葉の早さかな |
10 | 朝戸出て直ぐあり沢蟹の猛き匂い |
11 | 六月の真夜の家裂く金の馬 |
12 | お涅槃のくすぐりっこの少女たち |
13 | 早乙女の股間もみどり透きとほる |
14 | ある僧の月を待たずに帰りけり |
15 | しぐるるや死なないでゐる |
16 | 天耕の峯に達して峯を越す |
17 | まさをなる空よりしだれざくらかな |
18 | 陽へ病む |
19 | 教会の冷たき椅子を拭く仕事 |
20 | 赤蜻蛉筑波に雲もなかりけり |
21 | 灰色の象のかたちを見にゆかん |
22 | コスモスなどやさしく吹けど死ねないよ |
23 | どちらかと言へば麦茶の有難く |
24 | 欲情やとぎれとぎれに春の蝉 |
25 | 山火事の二日続きの飯握る |
26 | 夏の海水兵ひとり紛失す |
27 | 鴉とんでゆく水をわたらう |
28 | あしおとの花のさかりへまぎれこむ |
29 | 夜店はや露の西国立志編 |
30 | 温泉煙にかくれて見ゆるつつじかな |
31 | かたつむり甲斐も信濃も雨のなか |
32 | 重ね着の中に女のはだかあり |
33 | 白炎をひいて流氷帰りけり |
34 | 男根担ぎ仏壇峠越えにけり |
35 | 笑ひ棲む池の鯰を笑ひけり |
36 | かまくらへゆつくりいそぐ虚子忌かな |
37 | 露深し骨もこころも杳として |
38 | 妻留守の完熟トマト真二つに |
39 | ゆびきりの指が落ちてる春の空 |
40 | 芹なずな子はささ濡れの膝の上 |
41 | 菜の花がしあはせさうに黄色して |
42 | 遠泳や高波越ゆる一の列 |
43 | 深秋の猫をあつめて病んでゐる |
44 | 偃松の花を抱きて蝉鳴けり |
45 | 無方無時無距離砂漠の夜が明けて |
46 | ゴルフ場の見えて躑躅に憩いけり |
47 | 壮行や深雪に犬のみ腰をおとし |
48 | 渓川の身を揺りて夏来たるなり |
49 | ラガー等のそのかちうたのみじかけれ |
50 | 鮎釣りに遠山の風樹々の風 |
2024年9月26日 10時58分更新(随時更新中)