現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2012年9月21日のデイリーキーワードランキング
1 | 星空へ店より林檎あふれをり |
2 | つきぬけて天上の紺曼珠沙華 |
3 | 戦争が廊下の奥に立つてゐた |
4 | 冬蜂の死にどころなく歩きけり |
5 | 暗黒や関東平野に火事一つ |
6 | いなびかり北よりすれば北を見る |
7 | ゆさゆさと大枝ゆるる桜かな |
8 | しづかなる力満ちゆきばつたとぶ |
9 | バスを待ち大路の春をうたがはず |
10 | 跳箱の突手一瞬冬が来る |
11 | 金剛の露ひとつぶや石の上 |
12 | 現れてより立ち通し曼珠沙華 |
13 | 春めきてものの果てなる空の色 |
14 | いぼむしり言葉尽くして疎まれし |
15 | 咳の子のなぞなぞあそびきりもなや |
16 | 遠山に日の当りたる枯野かな |
17 | 霧氷ならざるは吾のみ佇みぬ |
18 | それとなく御飯出てくる秋彼岸 |
19 | プラタナス夜もみどりなる夏は来ぬ |
20 | 野鯉追う音でありけり冬の霧 |
21 | 当てもなく唯街に出る十二月 |
22 | ハモニカは昭和の楽器燕去る |
23 | 五十八階全階の秋灯 |
24 | くろがねの秋の風鈴鳴りにけり |
25 | 暗りをともなひ上る居待月 |
26 | 万緑の中や吾子の歯生え初むる |
27 | 空手の子初天神に拳解く |
28 | かりかりと蟷螂蜂の皃を食む |
29 | 小京都いくつありしか麦の秋 |
30 | 体育祭雲押し上げる熱気あり |
31 | コスモスの花あそびをる虚空かな |
32 | 体内にいくつもの渦冬燈 |
33 | 兎追ひし山こそ思へ葛の花 |
34 | 愛を言ふ力残さむ大夕焼 |
35 | 瓢箪の涯を見たるくびれかな |
36 | 金閣にほころびのひかり苔の花 |
37 | 秋灯し木製の門閉じる音 |
38 | こんなよい月を一人で見て寝る |
39 | 蝉しぐれ八月尽の蝉しぐれ |
40 | きびきびと万物寒に入りにけり |
41 | 握手で逢い握手で別る夕花野 |
42 | 初富士を隠さふべしや深庇 |
43 | どうしようもないわたしが歩いてゐる |
44 | うしろ姿の時雨てゆくか |
45 | 秋の夜や紅茶をくぐる銀の匙 |
46 | 烏瓜 どの蔓引いたら踊るやろ |
47 | 自画像をふせたるままに新樹光 |
48 | 棹さして月のただ中 |
49 | 雁やのこるものみな美しき |
50 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
2024年9月22日 04時09分更新(随時更新中)