現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2021年3月30日のデイリーキーワードランキング
1 | 櫻花論ひとり二人と飯にゆく |
2 | 卒業の兄と来てゐる堤かな |
3 | 花散るや耳ふって馬おとなしき |
4 | あかときの桔梗とはなり死にゆけり |
5 | 海側にバスの傾く揚花火 |
6 | 秋雨の松の容のゆるぎ無し |
7 | 鶴啼くやわが身のこゑと思ふまで |
8 | いつぽんの枯木を愛しひとよ過ぐ |
9 | 迂回路や青い山河の今がある |
10 | 遠ざくら水ひろやかにありにけり |
11 | 爪うすびかるのみ//玄虎/玄虎 |
12 | 鴬に蔵をつめたくしておかむ |
13 | 女郎花少しはなれて男郎花 |
14 | 一を知つて二を知らぬなり卒業す |
15 | ゆく春や古りしピアノに古し椅子 |
16 | まさをなる空よりしだれざくらかな |
17 | 早乙女の戻りて閾まだ越さず |
18 | 木の根明く胎児はなにを見てをるや |
19 | 秋風やひとさし指は誰の墓 |
20 | 海くれて鴨のこゑほのかに白し |
21 | 余計なこと呟いている船遊び |
22 | 葦折れず氷面解けがたし父祖の野は |
23 | しつかりと見ておけと瀧凍りけり |
24 | 曼珠沙華あつけらかんと道の端 |
25 | 喫泉に顔打たす人を裏切るべく |
26 | 手廻しの蓄音機鳴る淑気かな |
27 | 春の日やあの世この世と馬車を駆り |
28 | 春の夜の大黒柱声もらす |
29 | 芦刈の天を仰いで梳る |
30 | 白川の橋一本に花一樹 |
31 | 肉がやせて来る太い骨である |
32 | さくら咲く氷のひかり引き継ぎて |
33 | 青蛙おのれもペンキぬりたてか |
34 | たんぽぽと小声で言ひてみて一人 |
35 | かたまつて薄き光の菫かな |
36 | ひかり捨てひかり捨て鴨引きゆけり |
37 | 愛猫の入院の夜冴返る |
38 | 雲の峰いくつ崩れて月の山 |
39 | ちるさくら海あをければ海へちる |
40 | 落暉いま地球のかなた秋惜しむ |
41 | 身悶への牡丹と見しはわがことか |
42 | 元日や日のあたりをる浅間山 |
43 | 菫程な小さき人に生れたし |
44 | 底の石ほと動き湧く清水かな |
45 | チチポポと鼓打たうよ花月夜 |
46 | 海上を驟雨きらきら玉椿 |
47 | につぽんは弓張るかたち鶴引けり |
48 | 喫泉に口あまやかす雪のなか |
49 | おおかみに蛍が一つ付いていた |
50 | 天風や雲雀の声を絶つしばし |
2024年9月26日 14時27分更新(随時更新中)