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 現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング

 2015年1月31日のデイリーキーワードランキング

1

初暦知らぬ月日は美しく
2

せきをしてもひとり
3

梅二月ひかりは風とともにあり
4

生きているだけでいい日の青芒
5

天井に日の斑ゆらめく針供養
6

大空に又わき出でし小鳥かな
7

勇気こそ地の塩なれや梅真白
8

実千両に比して地味なる実万両
9

紙吹いて春の予感を確かめる
10

寒椿つひに一日のふところ手
11

蝋梅や磨きたりない床柱
12

鰯雲人に告ぐべきことならず
13

名ばかりの寒明け今朝の魚市場
14

遠山に日の当りたる枯野かな
15

ものの種にぎればいのちひしめける
16

ゆらぎ見ゆ百の椿が三百に
17

嵯峨野路の竹さわさわと春立ちぬ
18

しんしんと肺碧きまで海の旅
19

蛇の出た穴大きくて武蔵ぶり
20

谺して山ほととぎすほしいまゝ
21

帰敬の座寒気膝より頭に拔けり
22

縁者みな似た鼻をもち冬ざるる
23

生きること一と筋がよし寒椿
24

学問のさびしさに堪へ炭をつぐ
25

切株の浮力となってゆく冬陽
26

日々重く声も大きく梅ふふむ
27

藁灰のぬくみに遠き山河あり
28

縄とびの純潔の額を組織すべし
29

明日のなき如くに包む雪解靄
30

名月や門の欅も武蔵ぶり
31

幹太き松の真上や寒満月
32

柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺
33

外にも出よ触るるばかりに春の月
34

勾玉の里や双手に寒蜆
35

挫折てふもの万緑へ解き放つ
36

思惟仏の夢ぽっかりと玉の春
37

花に句に睨めて狂うぞ鬼懸りなる
38

風が研ぐ凍て道の歩の誤たず
39

卯の花腐しハンガーに兄を掛けておく
40

亡き人と春の落葉を踏みゆきぬ
41

深海のさざえ全身青藻かな
42

なほ奥に人の声あり冬木立
43

しぐるるや死なないでゐる
44

七夕竹借命の文字隠れなし
45

曲終り垣根が奏ず虎落笛
46

赤い椿白い椿と落ちにけり
47

夕立や古りし宿場の大橋屋
48

竹馬やいろはにほへとちりぢりに
49

冬かもめ真昼は大きな忘れもの
50

霙るるや私の川いや深く


2024年4月25日 16時11分更新(随時更新中)
 

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