現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2022年の年間キーワードランキング
1 | 囀をこぼさじと抱く大樹かな |
2 | 蝌蚪に打つ小石天変地異となる |
3 | くろがねの秋の風鈴鳴りにけり |
4 | 泥鰌浮いて鯰も居るというて沈む |
5 | 秋つばめ包のひとつに赤ん坊 |
6 | 春の浜大いなる輪が画いてある |
7 | ものの種にぎればいのちひしめける |
8 | 菜の花がしあはせさうに黄色して |
9 | 一日もの云はず蝶の影さす |
10 | 流れ行く大根の葉の早さかな |
11 | 海に出て木枯帰るところなし |
12 | しんしんと肺碧きまで海の旅 |
13 | 星空へ店より林檎あふれをり |
14 | 方丈の大庇より春の蝶 |
15 | ふるさとを取り戻しゆく桜かな |
16 | 卒業の兄と来てゐる堤かな |
17 | のどけさに寝てしまひけり草の上 |
18 | 木の葉ふりやまずいそぐないそぐなよ |
19 | おおかみに蛍が一つ付いていた |
20 | バスを待ち大路の春をうたがはず |
21 | 花散るや耳ふって馬おとなしき |
22 | 入れものが無い両手で受ける |
23 | 戦争が廊下の奥に立つてゐた |
24 | おそるべき君等の乳房夏来る |
25 | 青蛙おのれもペンキぬりたてか |
26 | 八月や六日九日十五日 |
27 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
28 | 渡り鳥みるみるわれの小さくなり |
29 | 海くれて鴨のこゑほのかに白し |
30 | 谺して山ほととぎすほしいまゝ |
31 | 萬緑の中や吾子の歯生え初むる - |
32 | 冬菊のまとふはおのがひかりのみ |
33 | この道しかない春の雪ふる |
34 | 桜散るあなたも河馬になりなさい |
35 | どの子にも涼しく風の吹く日かな |
36 | 小春日や石を噛み居る赤蜻蛉 |
37 | 金剛の露ひとつぶや石の上 |
38 | 螢獲て少年の指みどりなり |
39 | 門とぢて良夜の石と我は居り |
40 | 牡丹百二百三百門一つ |
41 | 鮟鱇の骨まで凍ててぶちきらる |
42 | 蟻よバラを登りつめても陽が遠い |
43 | 闘鶏の眼つぶれて飼はれけり |
44 | 原爆許すまじ蟹かつかつと瓦礫あゆむ |
45 | 千の手の一つを真似る月明かり |
46 | 赤い椿白い椿と落ちにけり |
47 | ちるさくら海あをければ海へちる |
48 | こんなよい月を一人で見て寝る |
49 | 水の地球すこしはなれて春の月 |
50 | 重ね着の中に女のはだかあり |
2024年9月19日 06時10分更新(随時更新中)