現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2021年11月28日のデイリーキーワードランキング
1 | 春の浜大いなる輪が画いてある |
2 | 翁かの桃の遊びをせむと言ふ |
3 | 桃の花川はひかりを流しをり |
4 | 海くれて鴨のこゑほのかに白し |
5 | 鴨渡る明らかにまた明らかに |
6 | おそるべき君等の乳房夏来る |
7 | 見送りて目薬をさす帰雁かな |
8 | 雷鳴の真只中で愛しあふ |
9 | たまゆらの命惜しめと銀杏散る |
10 | 南浦和のダリアを仮のあはれとす |
11 | 木の葉ふりやまずいそぐないそぐなよ |
12 | 昼蛙なれもうつつを鳴くものか |
13 | 夕星のいきづきすでに冬ならず |
14 | 柚子足して仕舞い風呂なり百八つ |
15 | 目かくしの背後を冬の斧通る |
16 | 奉公にゆく誰彼や海蠃廻し |
17 | 蝌蚪に打つ小石天変地異となる |
18 | 岩を打つ水輪に映ゆる朴の花 |
19 | 火蛾舞うや醜の御楯という言葉 |
20 | 垣結ふや一遍上人過ぎゆきし |
21 | 人間の海鼠となりて冬籠る |
22 | 茄子や皆事の終るは寂しけれ |
23 | くくられし野菊の色の盛りかな |
24 | 岩へ散り紅葉のなほも日を透かす |
25 | 半身は夢半身は雪の中 |
26 | 古き世の火の色うごく野焼かな |
27 | 父も夫も師もあらぬ世の寒椿 |
28 | 雁鳴いて大粒な雨落しけり |
29 | ニコライの鐘の愉しき落葉かな |
30 | 地球凍てぬ月光之を照しけり |
31 | 尺蠖のくの字くの字の千里かな |
32 | 下萌えぬ人間それに従ひぬ |
33 | 一度だけの妻の世終る露の中 |
34 | 寒牡丹崩さぬように薄目して |
35 | 雪の原犬沈没し躍り出づ |
36 | うつろの心に眼が二つあいてゐる |
37 | 一日もの云はず蝶の影さす |
38 | けふは凩のはがき一枚 |
39 | 重き罪逃れし思ひ昼寝覚め |
40 | 一輪の花となりたる揚花火 |
41 | 風花やいまだ二十の胸の内 |
42 | 天高し骨叩く韻石切場 |
43 | 闘鶏の眼つぶれて飼はれけり |
44 | きらきらと水陽炎や経流し |
45 | 長閑さののの字のの字や墨を磨る |
46 | 母を追ふ父の流燈波くらふ |
47 | 駒ケ岳凍てて巌を落しけり |
48 | 小春日を九輪に集め女塔 |
49 | 桐咲くや小学唱歌は神の曲 |
50 | 女湯もひとりの音の山の秋 |
2024年9月20日 11時28分更新(随時更新中)