現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2010年8月10日のデイリーキーワードランキング
1 | 祈るべき天とおもえど天の病む |
2 | 舌に付く一本の髪十六夜は |
3 | 相逢うて飯食う疲れ遠花火 |
4 | 算術の少年しのび泣けり夏 |
5 | やり羽子や油のやうな京言葉 |
6 | 重ね着の中に女のはだかあり |
7 | うつくしき眼と会ふ次の雷待つ間 |
8 | 秋晴や火口を落ちる砂の音 |
9 | 向日葵や信長の首切り落とす |
10 | 空は太初の青さ妻より林檎うく |
11 | 八月や六日九日十五日 |
12 | 露人ワシコフ叫びて石榴打ち落す |
13 | おそるべき君等の乳房夏来る |
14 | 蜩や昨日とちがう顔に会う |
15 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
16 | 蜩の声に急かされ米を研ぐ |
17 | 木耳やカフカの耳の尖り方 |
18 | 暗黒や関東平野に火事一つ |
19 | 天の川柱のごとく見て眠る |
20 | 書を閉づるかそけき音も冬の声 |
21 | 寄り道をする生き方の心太 |
22 | 蜩や奥の青嶺にうちひびく |
23 | 七月の高さで山を見ておりぬ |
24 | どろ葱をぬくや絶景入れかはる |
25 | 流れ星生家の窓辺さむざむし |
26 | 山法師慌てて駆け込む雨やどり |
27 | 蜩やタイムカプセル埋めた場所 |
28 | くらやみに蝌蚪の手足が生えつつあり |
29 | みなそこに岩魚の憂の日もあるや |
30 | 口裂かるるまでは凡人青栗笑む |
31 | はるかまで旅してゐたり昼寝覚 |
32 | 夕顔に水仕もすみてたたずめり |
33 | 炎昼の鬼火を宥めいたりけり |
34 | 礼状を書く失語症のペンの先 |
35 | 八月六日骨の音するオルガン踏む |
36 | 引いてやる子の手のぬくき朧かな |
37 | ピストルがプールの硬き面にひびき |
38 | 広島や卵食ふ時口ひらく |
39 | 風を切る電動自転車エコの夏 |
40 | 冬川やのぼり初めたる夕芥 |
41 | 中学生神語りおり雪積む藁 |
42 | てふてふひらひらいらかをこえた |
43 | 芋の露連山影を正しうす |
44 | 向日葵に剣のごときレールかな |
45 | 口約束しただけなのに茎立ちぬ |
46 | どくだみの匂ひはじめし二葉かな |
47 | 降る雪や明治は遠くなりにけり |
48 | 葉桜や子規の病歴略年譜 |
49 | あいつぎて訃報のありし年暮るる |
50 | 稲の花自転車で行くすれ~に |
2024年4月27日 04時40分更新(随時更新中)