現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2021年12月28日のデイリーキーワードランキング
1 | まざまざと彼の英霊菰筵 |
2 | ゆたゆたと宿の時計や梅白し |
3 | 降る雪や明治は遠くなりにけり |
4 | 元旦や暗き空より風が吹く |
5 | 露の玉蟻たぢたぢとなりにけり |
6 | くれかかる二日の壁があるばかり |
7 | 重ね着の中に女のはだかあり |
8 | 詩に痩せて二月渚をゆくはわたし |
9 | 海鳥の羽散る海桐の花の香なり |
10 | 日と月のごとく二輪の寒椿 |
11 | 春の夢みてゐて瞼ぬれにけり |
12 | 鮟鱇の大顔ほめて糶られけり |
13 | 風薫るめん鶏をん鶏烏骨鶏 |
14 | 鳥渡る子らは地面に絵を描きて |
15 | 今年こそ恐れず怯まず捉われず |
16 | 人の名を思い出せずに四方の春 |
17 | 梅二月ひかりは風とともにあり |
18 | 獅子舞は入日の富士に手をかざす |
19 | 快晴の糸張つてゐる凍み渡り |
20 | 初富士にかくすべき身もなかりけり |
21 | 夏の終り泪でけむり画いている |
22 | 足跡は炎のかたち雪の猫 |
23 | 月の出をすれ違いたる影のあり |
24 | 落椿とはとつぜんに華やげる |
25 | 水鳥の混沌として暮れにけり |
26 | 炎天の空美しや高野山 |
27 | 生きてあれ冬の北斗の柄の下に |
28 | 日本がここに集る初詣 |
29 | 雀の子一尺とんでひとつとや |
30 | 子を殴ちしながき一瞬天の蝉 |
31 | 八月や六日九日十五日 |
32 | 退屈な父へ漂ふ雪ばんば |
33 | 大空に又わき出でし小鳥かな |
34 | ひかり捨てひかり捨て鴨引きゆけり |
35 | 蓮根掘る観音さまの雲に乗り |
36 | 無花果甘しぐうの音も出ぬ時も |
37 | 町空のつばくらめのみ新しや |
38 | 星にことばとかし終わる夏 |
39 | 死なば秋露の干ぬ間ぞおもしろき |
40 | 行きずりの銃身の艶猟夫の眼 |
41 | しもやけしもやけまつさかさまである |
42 | 穴出でし蛇と共濡れ老いけらし |
43 | セレベスに女捨てきし畳かな |
44 | 底なしの婿に敵わぬ年酒酌む |
45 | 緑さす水面の暮れてゆきにけり |
46 | しんしんと雪降る空に鳶の笛 |
47 | 元旦や古稀に勢ひの朝迎ふ |
48 | 雲くらき父母の国より百合根くる |
49 | われの星燃えてをるなり星月夜 |
50 | 薄紅葉恋人ならば烏帽子で来 |
2024年4月24日 16時08分更新(随時更新中)