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 現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング

 2016年8月25日のデイリーキーワードランキング

1

村の灯のこぼれて深し虫の闇
2

蟻よバラを登りつめても陽が遠い
3

せきをしてもひとり
4

青蛙おのれもペンキぬりたてか
5

七夕竹借命の文字隠れなし
6

バスを待ち大路の春をうたがはず
7

わらんべの洟も若葉を映しけり
8

八月や六日九日十五日
9

春雨や心のままのひじ枕
10

裏切りの日々まだ散らぬ山桜
11

夏嵐机上の白紙飛び尽す
12

春風や碁盤の上の置き手紙
13

くろがねの秋の風鈴鳴りにけり
14

万緑の中や吾子の歯生え初むる
15

春雪に呼ぶ子をもたず立ち眺む
16

石臼の今は踏み石処暑の風
17

その中に崩落の音花カンナ
18

啄木鳥や落葉をいそぐ牧の木々
19

長崎忌幾たび人は目瞑るや
20

チチポポと鼓打たうよ花月夜
21

流るるは春立つ水か枕灯か
22

蝉の亡骸裏返りしは約束
23

友情が心の支え冬ぬくし
24

花盗人ちりくる花を仰ぎけり
25

隠れ家に似て一本の山桜
26

鶴一羽白き化身となりて啼く
27

子の話して別れたる晩夏光
28

六月の氷菓一盞の別れかな
29

遺影笑む角度に寄りぬ盆用意
30

あをあをとこの世の雨のははきぐさ
31

がんばるわなんて言うなよ草の花
32

金魚玉天神祭映りそむ
33

この町の子供減りたる地蔵盆
34

母の樹の根に吹き溜まる*蝉の骸
35

ステテコや生きる心配死ぬ心配
36

露草も露の力の花ひらく
37

蝶墜ちて大音響の結氷期
38

豊作の嘆き籠りしキャベツ畑
39

鮭の切身の鮮紅に足止むる旅
40

天地へ御慶の門を開くきたる
41

咳をしても一人
42

海に出て木枯帰るところなし
43

やり羽子や油のやうな京言葉
44

胃カメラのむりつと通る黄水仙
45

芋掘りに雇はれにけり十三夜
46

小鳥くる秋耕のわが休むたび
47

秋風の吹きあたりゐる伊吹山
48

夕凪や見知らぬ人と会釈する
49

春雪三日祭りの如く過ぎにけり
50

水枕ガバリと寒い海がある


2024年5月4日 06時56分更新(随時更新中)
 

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