現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2020年5月7日のデイリーキーワードランキング
1 | よろよろと棹がのぼりて柿挟む |
2 | のどけさに寝てしまひけり草の上 |
3 | 山又山山桜又山桜 |
4 | 蟋蟀が深き地中を覗き込む |
5 | 橋ふたつ越えたあたりの薄暑光 |
6 | 夕映えは遠き橋より麦の秋 |
7 | うごかざる一点がわれ青嵐 |
8 | 蝶の空七堂伽藍さかしまに |
9 | 寒昴たれも誰かのただひとり |
10 | 年の夜の透き通るまで手を洗ふ |
11 | ゆで玉子むけばかがやく花曇 |
12 | 遠嶺より日あたつてくる鴨の水 |
13 | 嫉妬もし形にすれば薔薇の棘 |
14 | 天や地や絶交もせず赤とんぼ |
15 | 木がらしや東京の日のありどころ |
16 | 紫雲英田に置きし赤子と血のかよう |
17 | 有る程の菊抛げ入れよ棺の中 |
18 | 一旦は土に下ろして菊の束 |
19 | 死火山の膚つめたくて草いちご |
20 | 元日や手を洗ひをる夕ごころ |
21 | 赤とんぼじっとしたまま明日どうする |
22 | 初蝶やわが三十の袖袂 |
23 | 黙々生きて曉の深雪に顔を捺す |
24 | ミモーザを活けて一日留守にしたベッドの白く |
25 | 炎昼の馬に向いて梳る |
26 | 龍天に昇りしあとの田螺かな |
27 | 万緑の中や吾子の歯生え初むる |
28 | 冬浜に浪のかけらの貝拾ふ |
29 | たんぽぽのぽぽのあたりが火事ですよ |
30 | 墓のうらに廻る |
31 | 羅や人悲します恋をして |
32 | 門とぢて良夜の石と我は居り |
33 | ああと言ふもあつと思ふも秋の風 |
34 | づかづかと来て踊子にささやける |
35 | をさなけく母となりゆく瞳のくもり |
36 | 青葉騒塩たっぷりと茹で玉子 |
37 | けふもまた町はおだやか遠泳す |
38 | 磐石を掴みて鷹の双びけり |
39 | 悲哀ですヒアシンスですピアスです |
40 | いい汗をかこうよ海が見えるまで |
41 | かあさんは夕焼け色に笑っている |
42 | わが息のわが身に通ひ渡り鳥 |
43 | 鴉のみ跳梁のわがバード・デー |
44 | 海女とても陸こそよけれ桃の花 |
45 | 古九谷の深むらさきも雁の頃 |
46 | 父逝きて水口祭ること忘る |
47 | 水着まぶし如何なる愛を生きる姉妹 |
48 | 我家まで月の一すぢ |
49 | 初御空みずのあふみの揺るぎなし |
50 | 若鮎の二手になりて上りけり |
2024年9月27日 04時30分更新(随時更新中)