現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2011年8月18日のデイリーキーワードランキング
1 | 文脈に繋がりてくる*蝉しぐれ |
2 | 緑蔭の濃きを選りては揚羽過ぐ |
3 | 春風や闘志いだきて丘に立つ |
4 | 美顔パックさらりと乾き鮭五郎 |
5 | いつのまに涙のまなこ昼螢 |
6 | 芋虫のまはり明るく進みをり |
7 | 白波にかぶさる波や夜の秋 |
8 | きみ嫁けり遠き一つの訃に似たり |
9 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
10 | 行く方にまた満山の桜かな |
11 | 青蛙おのれもペンキぬりたてか |
12 | 芋の露連山影を正しうす |
13 | お尻から腐つて来たる瓜の馬 |
14 | 喫泉に口あまやかす雪のなか |
15 | バラ散るや己がくづれし音の中 |
16 | つきぬけて天上の紺曼珠沙華 |
17 | 芋虫やコインロッカーが聳える |
18 | 夏嵐机上の白紙飛び尽す |
19 | 八月や六日九日十五日 |
20 | ものの種にぎればいのちひしめける |
21 | 滝落ちて群青世界とどろけり |
22 | 重ね着の中に女のはだかあり |
23 | かもめ来よ天金の書をひらくたび |
24 | 露草や飯吹くまでの門歩き |
25 | 夏果ての波くるぶしを軽くせり |
26 | 万緑の中や吾子の歯生え初むる |
27 | 赤い椿白い椿と落ちにけり |
28 | ふるさとも南の方の朱欒かな |
29 | とどまればあたりにふゆる蜻蛉かな |
30 | 冬蜂の死にどころなく歩きけり |
31 | 大賢は大愚に似たり生身魂 |
32 | 赤蜻蛉筑波に雲もなかりけり |
33 | 自然薯がおのれ信じて横たはる |
34 | あるけばかつこういそげばかつこう |
35 | 雪嶺のひとたび暮れて顕はるる |
36 | 棒立ちで泣く男いる稲の花 |
37 | 夏濤夏岩あらがふものは立ちあがる |
38 | 啞*蝉の黙のかさなる蝉時雨 |
39 | ねたきりのわがつかみたし銀河の尾 |
40 | くろがねの秋の風鈴鳴りにけり |
41 | けふの月長いすすきを活けにけり |
42 | 父はやく死にしあと母風の盆 |
43 | この道の富士になりゆく芒かな |
44 | 谺して山ほととぎすほしいまゝ |
45 | 世界地図掛ければいつまでも郭公 |
46 | 象はいないが白い歯の少年のわが家 |
47 | 纏足を解かれて夏の蝶生れる |
48 | カンナ咲く遥かな海を照らしつつ |
49 | 元日や手を洗ひをる夕ごころ |
50 | 残雪やごうごうと吹く松の風 |
2024年4月20日 23時09分更新(随時更新中)