現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2021年6月29日のデイリーキーワードランキング
1 | 囀をこぼさじと抱く大樹かな |
2 | 小春日や石を噛み居る赤蜻蛉 |
3 | 菜の花がしあはせさうに黄色して |
4 | 蝌蚪に打つ小石天変地異となる |
5 | 星空へ店より林檎あふれをり |
6 | 螢獲て少年の指みどりなり |
7 | この道しかない春の雪ふる |
8 | 流れ行く大根の葉の早さかな |
9 | 秋つばめ包のひとつに赤ん坊 |
10 | バスを待ち大路の春をうたがはず |
11 | ちるさくら海あをければ海へちる |
12 | しんしんと肺碧きまで海の旅 |
13 | くろがねの秋の風鈴鳴りにけり |
14 | 金剛の露ひとつぶや石の上 |
15 | 萬緑の中や吾子の歯生え初むる - |
16 | 入れものが無い両手で受ける |
17 | 春の浜大いなる輪が画いてある |
18 | 一日もの云はず蝶の影さす |
19 | 万緑の中や吾子の歯生え初むる |
20 | どの子にも涼しく風の吹く日かな |
21 | 諸草に力ありその上に昼顔 |
22 | 麗しき春の七曜またはじまる |
23 | 麦を踏む子の悲しみを父は知らず |
24 | 卒業の兄と来てゐる堤かな |
25 | ものの種にぎればいのちひしめける |
26 | つつうらうらのうつらうつらやひからかさ |
27 | 外にも出よ触るるばかりに春の月 |
28 | 春深くエゴン・シーレの男女かな |
29 | 舞台よりシベリアの風が吹いてくる |
30 | 嗚呼神様オリンピックの冬の陣 |
31 | すっぽんの歯が抜けて落ち秋の椎 |
32 | ほほざしのすぐむさしのに焼きあがる |
33 | かくれんぼ三つかぞえて冬となる |
34 | 冬菊のまとふはおのがひかりのみ |
35 | どびろくに越のくにぐにぞうろぞろ |
36 | 咳き込めば我火の玉のごとくなり |
37 | 木の卓にレモンまろべりほととぎす |
38 | 泥鰌浮いて鯰も居るというて沈む |
39 | 落葉焚忽と老女は消えにけり |
40 | 炎天や深閑として杭を打つ |
41 | 七月の青嶺まぢかく熔鑛炉 |
42 | 性格が八百屋お七でシクラメン |
43 | 深雪道来し方行方相似たり |
44 | 春の水光琳模様ゑがきつつ |
45 | らしくともらしくなしとも猪の跡 |
46 | しぐるる か/第2霊安室のほうが広いな |
47 | わが家のけふの出来事金魚の死 |
48 | 余り苗紀貫之に捨ててあり |
49 | 竹の葉騒は冴ゆる眼鏡に數知れず |
50 | 雲の峰いくつ崩れて月の山 |
2024年9月20日 19時22分更新(随時更新中)