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 現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング

 2017年12月4日のデイリーキーワードランキング

1

せきをしてもひとり
2

初暦知らぬ月日は美しく
3

万緑の中や吾子の歯生え初むる
4

海に出て木枯帰るところなし
5

勇気こそ地の塩なれや梅真白
6

機関車の切り離されて雪しまく
7

がんばるわなんて言うなよ草の花
8

柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺
9

鴨渡る明らかにまた明らかに
10

七月の青嶺まぢかく熔鑛炉
11

古暦水はくらきを流れけり
12

外にも出よ触るるばかりに春の月
13

外套の裏は緋なりき明治の雪
14

人体冷えて東北白い花盛り
15

白牡丹といふといへども紅ほのか
16

赤い椿白い椿と落ちにけり
17

神にませばまこと美はし那智の滝
18

歌留多とる皆美しく負けまじく
19

鰯雲人に告ぐべきことならず
20

蜩といふ名の裏山をいつも持つ
21

糸瓜咲て痰のつまりし仏かな
22

水枕ガバリと寒い海がある
23

いそがしきことのさみしきみそさざい
24

しんしんと雪降る空に鳶の笛
25

春風や闘志いだきて丘に立つ
26

花衣ぬぐやまつはる紐いろいろ
27

かくれんぼ三つかぞえて冬となる
28

去年今年貫く棒の如きもの
29

強情を以て今年を終るなり
30

算術の少年しのび泣けり夏
31

一葉忌厨の隅のマッチ箱
32

乳母車夏の怒濤によこむきに
33

湾曲し火傷し爆心地のマラソン
34

咳の子のなぞなぞあそびきりもなや
35

黛を濃うせよ草は芳しき
36

夜光虫身に鏤めて泳ぎたし
37

大空に唸れる虻を探しけり
38

雉子の眸のかうかうとして売られけり
39

途中から怖い記憶になる末黒野
40

鴨渡る鍵も小さき旅カバン
41

湯上がりのごと雲間の冬満月
42

人間は管より成れる日短
43

一対か一対一か枯野人
44

鮟鱇の骨まで凍ててぶちきらる
45

学問のさびしさに堪へ炭をつぐ
46

凍鶴の一歩を賭けて立ちつくす
47

手袋を外せば約束なくなりぬ
48

やつぱり一人はさみしい枯草
49

死病得て爪うつくしき火桶かな
50

雌鳥の声のくぐもる目借時


2024年9月23日 01時20分更新(随時更新中)
 

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