現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2014年7月20日のデイリーキーワードランキング
1 | ほととぎすあすはあの山こえて行かう |
2 | 囀をこぼさじと抱く大樹かな |
3 | 重ね着の中に女のはだかあり |
4 | 庭石に梅雨明けの雷ひびきけり |
5 | ゆさゆさと大枝ゆるる桜かな |
6 | 空蝉のまなこに光ありにけり |
7 | 遠山に日の当りたる枯野かな |
8 | 蔓踏んで一山の露動きけり |
9 | せきをしてもひとり |
10 | いずこかに血の滞り夏ふかし |
11 | ひまわりの真中にあるくらい場所 |
12 | たんぽぽや日はいつまでも大空に |
13 | 星空へ店より林檎あふれをり |
14 | 蓮の花仏心不意に近付きぬ |
15 | 雁渡し北見青透く薄荷飴 |
16 | 天辺へ紅を一刷毛合歓の花 |
17 | 走らねばてのひら冥し秋の水 |
18 | 戦争が廊下の奥に立つてゐた |
19 | 古池や蛙飛びこむ水の音 |
20 | 元日の開くと灯る冷蔵庫 |
21 | 冷夏なりくすぐったいほど夫婦老い |
22 | 夕暮の橋が短かく青山椒 |
23 | 菜の花がしあはせさうに黄色して |
24 | 無方無時無距離砂漠の夜が明けて |
25 | 小春日や石を噛み居る赤蜻蛉 |
26 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
27 | 暗黒や 関東平野に 火事一つ |
28 | 滝落ちて群青世界とどろけり |
29 | 捨舟の水漬く纜葦の角 |
30 | 寒雷やびりりびりりと真夜の玻璃 |
31 | 実を持たぬ花石榴濡れ朱を競う |
32 | 吹かれきし野分の蜂にさされけり |
33 | 桐一葉日当りながら落ちにけり |
34 | 無欲なるとき靜かなり白日傘 |
35 | 子規逝くや十七日の月明に |
36 | 鳶の輪の絶対音感夕焼ける |
37 | 花茣蓙ひろげておるすばんかな |
38 | ひぐらしや遠き日密にしてしまふ |
39 | 冬の日や縁の下まで箒の目 |
40 | 悴むを羽化のはじまる心地とも |
41 | いなびかり北よりすれば北を見る |
42 | あめんぼと雨とあめんぼと雨と |
43 | 声なりしやと炎天を顧みる |
44 | 百色を使い果せり濃紫陽花 |
45 | 外にも出よ触るるばかりに春の月 |
46 | カンナ咲く遥かな海を照らしつつ |
47 | 海しばらく見ず濱木綿をなつかしむ |
48 | ちんぽこもおそそも湧いてあふるる湯 |
49 | ものの芽やかつてこよりを縒りし指 |
50 | チェロ弾きのめくる譜面の星月夜 |
2024年9月27日 02時39分更新(随時更新中)